いい加減自称紙の妹やめてくれ【イナイレ】 (ページ33)

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謎な声ページ33

Aの赤くなっている顔に自分のそれを近付ける

『うぇあ、晴矢……』

｢ぷっ…｣

こんな時なのに変な声を出してきやがって…
笑っちまったじゃねえかコノヤロー

Aの鼻詰まりのせいで緩く開いた唇が触れる

『ん……』

色気たっぷりだと思うだろ?
なんといってもこいつの今の格好が何ともカオス
特に髪型、何をどうしたらああなるんだか

息が苦しくなったらしく袖を引っ張れる
口をはなしてやるとAは盛大に息を吸い込んだ

鼻詰まりって辛いよなｗ

『あほ、いぎなりはないだろ』

｢いぎなり……｣

『鼻詰まりなんだよ！』

｢知ってる｣

『うぜえ』

病人とは思えないこの態度

こいつ、実は病人じゃないんじゃね??

『喉乾いた』

｢お前ほんとに病人??｣

・──・

ポカ●スエットを飲んで落ち着いたらしく、Aはベッドの上にあぐらをかきだした

あれ、こいつ本当に熱あんの?
40℃以上あるんじゃねえの??
あれってデマ？？

『こほん……さて』

｢ん？｣

『質問が幾つかあるんですが』

｢おう｣

ずいっと顔を近付けられる

うわあ背ぇちっせ!!
座っててもわかるこのサイズ!!
最早哀れ

『さっきのは何!?』

｢ん？キスだけど｣

『普通に言うんじゃなぁい!!!

…ゲホッ』

こいつ……本物のアホだ

大声出しといて咳こむってどうよ

｢質問終わり?｣

『んなわけあるか!!
なんでさっきあんな唐突に!?』

｢抵抗も何もしなかったやつに言われても｣

『むっきぃぃぃ!!答えろよぉ!!』

｢何でって言われても……
したくなったから?｣

俺が若干ふざけてそう言うとAはますますいきり立った

『じゃあお前はアレなのか!?
覚醒剤に手を出して理由を聞かれたらそう答えるのか!??』

話が飛ぶな、おい

｢なんでその話になるんだよ?｣

『話の例えだよ!!』

スケールがデカイですね

『それから二つ目!!』

あ、もういいんだ

てっきりもっと言われんのかと…

『昨日豊谷と何してたのまじで!!』

｢え??ギョーザ作ってたけど…｣

『嘘をつくなあっ!!』

｢いやマジで｣

『去ね!』

｢唐突だな!?｣