いい加減自称紙の妹やめてくれ【イナイレ】 (ページ4)

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実に突飛なお話ページ4

『豊谷宅、到着ー！』

｢くー！｣

晴矢と豊谷が律儀に集合している間に
私と風介は先に豊谷宅に侵入…げふん、上がらせて貰うことにした

決して不法侵入ではない

決して!!!

｢どうやって入るんだ?｣

『1回ここに来たことがある人を舐めちゃいかんよ、君』

ドヤ顔でそうかましてインターフォンを押す

ピーンポーン

｢チャイムは至って普通なんだな｣

『それ昨日思った』

｢…というか豊谷がいないんだから誰もいないんじゃないか?
親も出掛けてるって言って…｣

｢はーい!!
あれ?昨日の間抜け顔じゃん｣

『だぁれが間抜けじゃ』

予想通りフェイくんのご登場

そして開口一番に私の悪口

このうさぎは緑じゃねえ、黒だと確信した瞬間である

｢…このショタは??｣

『フェイ、又の名をうさぎ(黒)』

｢は?何言ってんの??

僕タイムスリップしてきたんだ
名前はフェイ・ルーン、よろしく!!｣

態度違いすぎません？

今更猫かぶっても遅……あれ??

｢『タイムスリップ!?』｣

｢YES｣

ちょ、ちょっと待ってくれこれは初耳だ

初耳学認定…ってそんな場合じゃねえ!!

『どういうこと!?タイムスリップ!?』

｢なんでそんな物騒な奴が豊谷宅に!?
豊谷もタイムスリップしてきたとか言わないよな!?｣

｢まーまー、落ち着いてお茶でも飲もうよ｣

｢『落ち着いてられるか!!!』｣

｢ｻｰｾﾝ｣

・──・

｢僕は200年後の人間なんだ｣

『そこまでは本当だな?』

｢本当に人間だな??｣

｢そこくらいは信じて!?｣

只今、リビング…ではなく、昨日フェイがいた部屋でお話中

ここはフェイの部屋なのだろうか
やたら和風だけど

｢で、ちょっとした問題が生じちゃって、今から7年後の世界に行く…予定だったんだけど｣

『ここに来てしまったと』

｢いや違う｣

違うの!?

話が突飛過ぎてついていけねえ!!!

と思って風介を見ると目が光り輝いていた

…理解できてるんですねわかります

｢他の世界にトリップしちゃって…

そこでレイカに会ったんだ｣

｢レイカ??｣

｢豊谷怜果｣

｢あー、ダウトか｣

｢え??｣

ちょっと難しくなっているけど、要はこういう事だろうか

『豊谷って異世界の人？』

｢そう!!すごいね!!!｣

なんか褒められた

｢アホでも理解できるなんて!!｣

…間違い、完全に貶されている