いい加減自称紙の妹やめてくれ【イナイレ】 (ページ2)

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薄い朱色ページ2

朝

俺は成り行きにより豊谷と登校していた

｢ね、南雲くん｣

｢ん？｣

…君付けって慣れないな

豊谷だけだと思う
みんな呼び捨てだ

それもそれでどうなんだろうか

｢昨日ね、Aちゃんがうちに来たの｣

｢あー…｣

なんかLINEで言われた気がする

御丁寧に写真付きで「豊谷ｽｧﾝのご自宅発見!!｣って来てた気がする

ここまで鮮明に覚えてんだからきたんだろーな(笑)

｢風介君と一緒に｣

｢あーね｣

ならば更に想像しやすい

彼奴を知っている人なら誰だって想像出来るはずだ

彼奴が風介と演技しながら申し訳程度の尾行をしている姿を

…あ、倒置法

｢南雲くんはいいの?｣

｢何が??｣

｢だってリア充でしょ?｣

｢聞き方…w｣

危うく吹くところだった

真顔でリア充とか言うなください

｢え、だってそうじゃん｣

｢そうだけどよww｣

｢…(´・ω・｀)｣

落ち込んでしまった

……さて、放置して学校行くか

そう思ってしゃがんでいる豊谷の横を完全スルーで通り過ぎる

｢ちょ、え!?そこは声かけてよぉ!!!｣

｢え?朝練始まっちまうだろ｣

｢そうだけどさあ…｣

ふっ、勝ったな(何が)

こういうのを論理と言う!!!(違う)

｢で、なんだっけ??｣

｢風介くんとAちゃんってどういう関係なの??｣

｢親友｣

｢仲良すぎない??｣

｢波長が合うんだろ｣

｢ふえー……心広いねー…｣

｢ありがとｗ｣

｢あ、そんなこと無かったかも
猫の耳より狭いかも｣

｢え、ちょ｣

どうでもいいのは承知だが言わせてくれ

例えが完璧に女子

・
＿＿

・

しばらく歩くと、後ろから足音が聞こえてきた

走っているらしい

『ふーすけ、まてぇ!!!この俺を置いていくと言うのか!!』

｢許せサスケ···これで最後だ｣

『絶ッ対ちがｳｹﾞｱｯ!?

噛んだ!!噛んだよ!!!これも風介のせいだ!!許さんぞお主!!!』

｢逃げるのは簡単だよ。大切なのは逃げないこと｣

『逃げてんじゃねえええええ！』

騒々しく横を走り去って行った

うん、今日も平和だ

｢なんか…あれね、Aちゃんらしい｣

｢静かだったら熱があるから彼奴｣

｢そうね、わかる｣

｢だろ??｣

『チューリップとダウト!!!うるせえぞ！！！』

｢｢耳良いな!!?｣｣