元エイリアの実験体は世界に羽ばたきます (ページ47)

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43.引っかかる言葉ページ47

ハーフタイム。

前半は試合に出なかった為、お昼寝させていただいた。

虎丸に｢試合中ですよ…!?え、ちょ、Aさん寝ないでくださ((ry｣とか言われた気がしないでもないけど。

年下に言われて恥ずかしくないのか、だと？
それでも寝たいのが人間の性だろうが(ゲス顔)

久遠｢後半の指示を伝える。光野。緑川と交代だ。｣

『りょーかいでーす』

緑｢待ってください監督!!｣

『待っても何もお前クタクタじゃんか』

緑｢チッ｣

『え』

今のはきっと幻覚だよね、うん。
リュウジが舌打ちしてなんか睨んできたのなんて見えなかったぞ、うん。

監督の指示が終わると、虎丸が寄ってきた。

吹雪？ああ、僕の腕と同化しようとしてる奴のこと？

虎｢あの、Aさん！｣

『うん近くで叫ぶな耳が痛い』

虎｢頑張ってください！｣

やっぱり僕の意見がガン無視されるんだよねよくわかります。

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※よく覚えてないし動画見れないので飛ばします

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基｢それにしても驚いたね｣

『うん僕としてはお前までもが僕の腕に同化しようとしていることの方が驚いたかな』

帰りのバス内。

天変地異でも起こるのか、僕の隣は吹雪と基山という残念極まりない席であった。

吹雪がくっついているというのに、基山までもがくっついてくる。

おかげで冷房がかかってるはずなのにクソ暑い。

『あ、で何？』

基｢あぁ、虎丸くんだよ。

あんないい子なのにいじめられてたんだね｣

風｢あー…｣

緑｢正確にはちょっとハブられてたくらいだけどね｣

後ろの席の２人が会話に参加。

吹雪｢あれ、Aちゃんどうしたの？｣

『ほへ？』

吹雪｢いや、なんかボーッとしてたからさ｣

風｢どうかしたのか？｣

なんかやたら心配してもらえた。

これは雷門特有の優しさなのだろうか。

それとも、僕の今までの生活が可笑しかったのだろうか。

『いや……なんか引っかかってさ』

僕も、前に比べて思った事をきちんと言えるようになったと思う。

基｢何に？｣

『……いや、なんか』

でも流石に｢いじめ｣が気になった、とは言えなかった。