元エイリアの実験体は世界に羽ばたきます (ページ28)

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26.柄じゃないけどページ28

円｢あ"ぁーっ！｣

自室に戻ってから…

割と近くの円堂の部屋から、奇声が聞こえてきた。

どうせ練習したいよ、云々云々でしょ。

ていうかよくここまで我慢したよな。僕は寧ろそれを褒めたい。

僕は……室内で…えーっと、そのぉ……ツムツムしてました、サーセン。

いやだってカイロ･レンのツムが手に入るチャンスだよ!?
ヨーダとかルークとかダースベイダーとかのツムも再来してるし！

これはツムるしかないでしょ。

僕は前回のスターウォーズのイベントでBB-8しか手に入らなかったからな…
今回は…ねえ？

ちゃんと沢山のツムをゲットしたいです。

と、円堂の部屋からボールがぶつかるような音が聞こえてきた。

きっと円堂だろ。
あと円堂信者の豪炎寺とか鬼道とか…風丸もか？

円堂の部屋はドアが開けっ放しになっているらしく、話し声が丸聞こえだった。

全く…ツムツ…ゲフンゲフン、練習に集中できないじゃないかコノヤロウ。

円｢……そいつらに勝てたら、世界一なんだ！

そんな事考えたら、もうじっとしてなんかいられない！｣

僕の部屋のドアがノックされた。

ドアを開けると、何時ものメンバー。
一郎太と士郎とリュウジと基山だ。

どうやら一緒に見に行こうというお誘いらしい。
有り難く同行させてもらうことにした。

ち、近くの部屋だからstkとかそういう類の物ではないはずだ…。

円堂の部屋の前には、選手だけでなくマネージャーまでもが集まっていた。

皆円堂信者になってしまったのかな？

円｢世界一に！

フットボールフロンティアインターナショナルで、優勝するんだ！｣

鬼道｢世界一に！｣

豪炎寺｢世界一に！｣

…と、立向居が円堂の部屋のドアを開ける。

皆はどやどやと円堂の部屋に乗り込む。

｢｢｢世界一に！｣｣｣

僕は参加しないけど。

こういうのは柄じゃない。

吹雪｢ほら、Aちゃんも｣

風｢隠れるのはよくないぞｗｗ｣

壁山の後ろに隠れていたのに見つかった。

壁山、もっと大きくなれ((

緑｢ほらぁ、恥ずかしがらないで!!｣

基｢そうだよ！さあ！｣

言いくるめられた気がするけど、言ってあげた僕は偉いと思う。

『…世界一に』