元エイリアの実験体は世界に羽ばたきます (ページ18)

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16.日本語でおk ページ18

久遠｢不動！｣

不動が、監督に呼ばれた。

何の話だろう？

ま、いっか。

『リュウジ、練習にもど……リュウジ？』

隣にいるリュウジが、不動の方を見ている。

睨んでいると言ってもいい。

リュウジが睨む……中々想像できない光景だ。

リュウジは、どうやら焦りを感じてしまったようだ。

練習するときも、1人で頑張っている。

頑張りすぎるのはよくないよ…

そんな言葉は、声にならずに消えていった。

リュウジの焦りは、リュウジの態度も変えた。

綱海｢おい緑川。

何1人でやってんだ。パスだって言ってんだろ｣

いつもなら、そもそも言われない言葉。

言われても、速攻謝った…かな？

でも、今は。

緑｢ふんっ！｣

そっぽを向いてしまった。

『リュウジらしくないね？』

近くにいたふぶ……士郎に聞いてみる。

吹雪｢そうだね。

あ、さっきの僕のスライディング、見てくれた！？｣

…あっさり話を変えられた。

『うん、見てたよ。でもさ、リュウジもあんなに焦らなくても』

吹雪｢どうだった！？ねえ、僕どうだった！？｣

駄目だ。

コイツ言葉通じなくなってる。

他に近くにいるそこそこ頭いい奴……基山か。

『なあ、基山』

基｢なんだい？｣

基山が常識人で良かったよ。

『リュウジ、おかしいね？』

基｢そうだね……心配だ。｣

『え、お前、まさか円堂からリュウジに乗り換えた…？』

基｢どういうこと？｣

『え、円堂はもういいの！？

告ったのに、もういいの！？

時代はリュウジなの！？』

基｢…何を言いたいのかわからないな。

あ、ねえ、そろそろ俺のこと、名前で｣

『却下』

基｢即答！？傷つくんだけど！？｣

『大丈夫。

お前は濁ってるし汚いし変なの付いてるかもしれないけどダイアモンドだから』

基｢傷つかないって言いたいのかな！？

全然褒めてないよね！？

いや寧ろ貶してるよね！？｣

『それは基山の被害妄想』←

基｢(´・ω・｀)｣

『キモい』

基｢……｣

そういえばリュウジ、大丈夫かな？(スルー)

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