#5 ･廉･ ページ5
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廉「俺んちくるのはじめてなんとちゃう〜？」
A『そうだね』
廉「飲み物とってくるけど、なにがええ？」
A『廉、話しがあるの』
めっちゃ深刻な顔やった。
廉「ん、なに？」
別れ話かな？
ごめん、廉の他に好きな人できたの。
とか言われたらどうしよって思った。
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でもそんなのよりもずっと深刻なことで
A『私ね、引っ越すことになった』
廉「え、どこに？」
A『アメリカ。
お父さんの仕事の関係で行かなくちゃならないらしくて…』
廉「アメリカて、。」
Aだけ残れ。なんて言えるわけもない
でも会いに行けない
A『廉…？泣かないで。。
ごめんね』
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気づいたら泣いてた
Aとどうしても離れたくなくて。
なんで俺とAは離れなくちゃいけんの？
ずっとそんなことしか考えられへんかった。
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廉「A…
アメリカなんて行かんとって。
俺、Aと離れるなんて考えられん。」
A『私も廉と離れたくないよ。
なんで離れなくちゃいけないのってすごく思う
でもね、廉のために別れなくちゃ。』
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Aは優しく抱きしめてくれた
でも、言ってくる言葉すごく残酷で。
〔別れ〕が待っていた。
．
Aがいなくなってからすごく空っぽの人生やった。
いつかは、Aをこえるひとが。。って考えたりしてたけど1人もあらわれなかった。
付き合ってもすぐ別れるだけ、
やから、高校からは自分から好きな人ができるまで彼女は作らへんって決めた
．
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また君に会えるとも知らずに…
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作者名：愛されしきのこ | 作成日時：2017年6月17日 18時
