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Episode33 ページ33
-Aside-
あー、久しぶりにこんなに落ちたな…
ちゃんと、プロダクションの人って
調べたらわかったし
嬉しいことのはずなのに
なんでだろ…
せっかくのOFFなのに海人くんまで呼び出してる
こんな迷惑周りにかけてるの最低…
抜け出したはずなのに。
待ち合わせたのは駅の中央改札、
そこから歩いて15分くらいの
カラオケの中。
私が先について、
中に入って待っていた。
あんまり一緒に居られるところ
見られたらダメだもん…
あぁーなんでこうなのかなわたし。
その時、
ガチャ。
「Aちゃん、待たせてごめんね」
海人くんの息が少し上がっていた。
暑いのに急いで来てくれたんだ。
「海人くん…」
横に座る姿は
テレビで見るかわいい弟ではなくて
ひとりの男の人だった。
話そうとすると、
また喉の奥が苦しくなる。
「ゆっくりでいいよ、
話せるようになるまで、
俺ちゃんと隣にいるからね」
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作者名：みっきぃ。 | 作成日時：2018年7月28日 12時
