ふぃふてぃーふぁいぶ! ページ11
次の日思い足取りで大学に着くとすぐさま駆け寄ってくる友達に軽く挨拶する
「あっれ、テンション低いじゃん。昨日は楽しくなかったの?」
『…楽しかったよ…。すっごく楽しかった』
「の割には顔暗いケド」
『私が勝手に落ち込んでるだけだから』
よく分からない。という顔をする彼女に昨日のことを説明するとなるほどねぇ、と相槌を打つ
「その人たちは仕事でだけどあんたはプライベートで会ってるんだから嫉妬する必要なくない?」
『そんな割り切れないよぉ』
ゆうたくんに会うまでは私もそう思ってたけど好きになっちゃったらそんな簡単には考えられない
たとえ相手にそんな気持ちないって分かってても勝手に自分と比べて不安になるんだよ
「そんなに不安ならとっととコラボしたらいいのに」
『出来たらとっくにしてるってば。すっごく忙しい人達なんだから、軽々しくコラボしましょ〜なんて言えない』
「詮索する気はなかったんだけどさぁ、あんたの好きな人ってコムドットのゆうた?」
『ッ?!?』
突拍子のない投げ掛けに肩が揺れる
「やっぱり分かりやすいなあ」
『そ、そんな大きな声で言わないでよッ!』
「私はお似合いだと思うよ?」
『…ありがとう……でもYouTuberさん達って綺麗な人ばっかりでしょ?私なんか恋愛対象に入んないよ』
「…それ本気で言ってんの?」
『え?』
「あーいいわ。それは置いといて恋愛対象に入ってるかどうかなんて本人にしか分からないんだからアタックしないと始まらないよ!」
この子は本当に強いな
私にはそんな勇気ないよ
始業のチャイムによってこの会話は打ち切りになった
アタックしないと…かぁ
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作者名:かるーあ x他1人 | 作成日時:2022年1月3日 20時