〇 見送り ページ38
ハ｢君がいてくれたらな｣
夕日が差し込む医務室にAはいた
ハ｢今こそ…君にいて欲しいのに｣
ロ｢ﾊｧ…｣
『私が一緒にいればよかった…』
固まってしまった友の頬を優しく撫でる
まるで死んでいるかのように冷たい皮膚を少しでも温めたかった
『…？ハリー、その紙何？』
ハリーがハーマイオニーのてから羊皮紙を取り開く
ハ｢ハーマイオニーはあの日、図書館でこれを調べてたんだ｣
ハ｢行こう！｣
勢いよく立ち上がり医務室から出てくハリーとロンの後ろ姿を見送る
ロ｢何やってんだよA｣
『…私は、行けない』
ハ｢どうして、君の助けも必要なんだ｣
『２人で行って』
私はいつも肝心な時に役立たない
きっとついて行っても邪魔になるだけだ
ハ｢…分かった。もしハーマイオニーの目が覚めた時に誰もいなかったら寂しいだろうから｣
『………………うん』
ロンは訝しげにこちらを見ていたけど何も言わずにハリーの後を付いて行った
『早く起きてよ…ハーマイオニー』
マ｢あら、もうすぐ6時ですよ。貴方も早く寮にお戻りなさい｣
『マダムポンフリー、でも』
マ｢ミスグレンジャーが心配なのはわかります。ですが今は寮に帰りなさい｣
マダムは有無を言わさない様子でAを椅子から立たせた
みんな気持ちは同じなのだ
寮までの道のりがここまで長く感じたのは入学して初めての事だった
フ｢A？大丈夫か｣
『…うん、私部屋行くね』
さっきハリーの手元の紙を一瞬だけ見たがあれは恐らくバジリスクだ
そんなのが本当にこのホグワーツにいるなんて考えたくないけど…彼なら………ハリーなら何とかしてくれる、よね
自室の扉を開きベッドに腰かける
その状態がしばらく続いた頃、ｺﾝｺﾝｯと何かが窓を叩く音が聞こえた
『？…君は…』
窓を開けて机にあったクラッカーを1枚咥えさせる
真っ黒で艶のある美しいフクロウが持っていた便箋を開封する
"早朝6時、展望台で待つ"
それだけが書かれた紙が1枚入っていただけ
差出人の名前が載っていなくても誰かなんて一目瞭然だ
『ねぇ君、この手紙を主人に渡してちょうだい』
よろしくね
一撫でしてやると嬉しそうに鳴き羽ばたいて行った
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平凡な人(プロフ) - 続編移動おめでとうございます( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆これからも応援します！更新頑張ってください!! (2022年4月20日 14時) (
レス) @page41 id: 6ae6cf354a (このIDを非表示/違反報告)
岡Ｐ(プロフ) - 素敵なお話し,更新楽しみにしています。 (2022年3月29日 21時) (レス) @page24 id: eaa010ae17 (このIDを非表示/違反報告)
枝水晶(プロフ) - いつも、癒されております、、！主様の物語、大好きです！！応援しています！ (2022年3月26日 23時) (レス) id: 22c04cac53 (このIDを非表示/違反報告)
花蕾 - 子世代キタァ！めっちゃ面白いです。一気に読んでしまいました!お体に気をつけて更新頑張ってください! (2022年3月26日 15時) (レス) @page20 id: ae229e33a3 (このIDを非表示/違反報告)
天の川 - や、や、や、やっと子世代ダァ！私、このシリーズ大好きです！頑張ってくださいね！ (2022年1月9日 15時) (レス) id: cf1d4c666e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かるーあ x他1人 | 作成日時：2022年1月6日 0時
