休息 ページ46
私の涙が引く頃には海兵がドンキホーテファミリーを捕え終わり国民の安否を確認していた
『ｯ、ごめ、…もう大丈夫』
ロ｢そうか、俺はまだ動けそうにねぇからこのままでいろ｣
優しく頭を撫でるローにされるがまま
またローの胸元へと頭を預けた
レ｢あの、ルーシーは｣
ロ｢麦わら屋なら問題ない。暫く寝かせておいてやれ｣
レ｢……あり、がとう｣
ロ｢…俺は俺の為に動いただけだ。礼なら麦わら屋に言え｣
『素直に受け取ればいいのに』
ロ｢うるせぇ｣
何やら下の方が騒がしいがどうする事もなく安寧の時間だけが過ぎていく
数十分が経った頃
下でウソップがルフィを探す声が聞こえてきた
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─キュロスの家
ｻﾎﾞ｢ロビン！起こさなくていいよ...最後に顔を見に来ただけだ｣
ﾛﾋﾞ｢もう、国を出るの？｣
王様のご厚意で私達はレベッカとキュロスの家で休んでいた
数人は疲れ果てて寝てしまったけどまだ興奮状態なのか私は眠れず外で月を見上げる
花に包まれで寝そべっていると微かに中からサボが過去の話を語っているのが聞こえてくる
『兄弟...かぁ』
一人っ子だったがお店にいた子達を思い出し自然と頬が緩んだ
風に乗ってゼンテイカとエーデルワイスの花弁が舞う
ｻﾎﾞ｢ん？...こんな花咲いてたか？｣
『私の能力。私の気持ちを花びらが代弁してくれる』
ｻﾎﾞ｢へぇ。レフルール・A、フラフラの実の能力者。そんな力まであるとは知らなかったな｣
シルクハットを傾げﾆｯと笑った
ｻﾎﾞ｢ちなみにその花達の花言葉は？｣
『んー、内緒。気になるなら自分で調べたら？革命軍さん』
ｻﾎﾞ｢手厳しいな。...君はルフィとは同盟だったな｣
『まぁ。あっちは同盟の意味理解してないだろうけど』
ｻﾎﾞ｢ﾊﾊｯ、そういう奴なんだ。これも何かの縁だろう、仲良くしてやってくれ｣
笑いながら電伝虫を取り颯爽と去っていくサボの後ろ姿をただ呆然と眺める
血は繋がってなくとも流石は兄弟
返事を聞かずにさっさと居なくなってしまった
何時しか花弁は消えて心地よい微風が頬を撫でた
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ゼンテイカ:日々を新たに、晴れた日の喜び、心安らぐ人
エーデルワイス:大切な思い出
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サナ - コメント遅くなりましてすみません。私もサンジ推したから嬉しいし作者さんの気持ちわかりますっ！ (2022年7月31日 10時) (
レス) @page22 id: d4640aee40 (このIDを非表示/違反報告)
奏星(プロフ) - コメントありがとうございます！亀更新になると思いますが頑張ります！ (2021年7月31日 16時) (レス) id: 467805e49e (このIDを非表示/違反報告)
ttakedasaki0906(プロフ) - 続き楽しみに待ってます！ (2021年7月30日 14時) (レス) id: ea401d31d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かるーあ | 作成日時：2021年6月25日 12時
