宝物を ページ44
『ねぇ、あそこにいるの……』
ロ｢あぁ。敵が何処にいるか把握しておくのは基本だろ｣
視線を斜め下に写すとドフラミンゴがルフィを探しているのが見える
そのすぐそばにはヴァイオレット……いや、ヴィオラが対峙していた
『なんであいつのところに』
レ「ヴィオラさん!!?」
そして曲がり角から現れたのは先程まで共にしていたレベッカ
『ｯロー』
ロ｢今出ていけば俺たちの居場所がバレる｣
『でも、ヴィオラさん、もうボロボロだよ。レベッカも危ない』
ロ｢……もう少し待て｣
ローの言いたい事は勿論分かっている
それでも気づけば私の体は宙を舞っていた
ロ｢ｯおい！｣
ドフラミンゴの周りに舞うは真っ赤に染まった無数の花弁
それを認識しより口角を上げたドフラミンゴは上機嫌に笑った
ド｢ﾌｯﾌｯﾌ…随分と長い家出だったな、A｣
『………子離れできない親は嫌われるわよ』
紅い花べんは忽ち炎に変わりドフラミンゴを包んだ
レ｢Aさん！！｣
ヴ｢なんでｯ｣
『こんなの貴方には効かないでしょうね』
ド｢いいや？かなりのダメージだ。お前を生かしたのは正解だった｣
『あの日、私の宝物を貴方は一瞬にして奪った』
次第に紅い炎は蒼く染まり近くにいたレベッカ達ですら火傷しそうな程熱くなっていく
『彼女達の……この国の人達の宝物まで、奪わせる訳にはいかない！！！』
ド｢いいぞ……いいぞA！もっとだ！お前の
視界の片隅に肩を抱き合う2人が映り目を細めた
『私は貴方の言いなりにはならない。貴方を倒して自由になるの！』
炎に包まれているというのに薄気味悪く笑うドフラミンゴと目があった気がした
刹那
『ｯ…ｶﾋｭｯ………………』
喉が詰まったかのように息が止まり、口から空気が漏れる音がした
数秒してドフラミンゴに喉を掴まれていると理解した
ド｢お前を殺すには惜しい。今ならまだ反抗期だったと許してやる｣
確かに彼の皮膚は所々焼けている
それなのに何なのだこの力強さは
必死に腕を掴み抵抗するがビクともしない
『…ｯ…ﾛ………』
掠れていく意識の中、突如始まったカウントダウンとともに目を閉じた
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サナ - コメント遅くなりましてすみません。私もサンジ推したから嬉しいし作者さんの気持ちわかりますっ！ (2022年7月31日 10時) (
レス) @page22 id: d4640aee40 (このIDを非表示/違反報告)
奏星(プロフ) - コメントありがとうございます！亀更新になると思いますが頑張ります！ (2021年7月31日 16時) (レス) id: 467805e49e (このIDを非表示/違反報告)
ttakedasaki0906(プロフ) - 続き楽しみに待ってます！ (2021年7月30日 14時) (レス) id: ea401d31d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かるーあ | 作成日時：2021年6月25日 12時
