悲しい現実 ページ27
驚きが隠せず辺りをキョロキョロ見渡すと見知った後ろ姿
『何やってるの』
フ｢ゾロ!!!｣
そこに居たのは白髭とサングラスをおでこに掛けたゾロだった
ゾ｢お、フランキー、A!!｣
フ｢おめー何やってんだここで!!｣
お互い話す暇もなく小人たちの話は進んでいく
｢───その名も"ウソランド"と"ロビランド"!!今こっちへ向かっているという情報!!｣
｢更に彼らには仲間がいるそうで…名は───｣
おそらく麦わらの一味であろう名前を述べていく小人の話を聞いて呆れる3人
｢あなたはウソランドの仲間じゃないんれすか？｣
『ん？…あー、仲間じゃないといえば仲間じゃない』
｢えぇｯ!!じゃあ敵れすか！？！｣
一斉に持っていた武器をAに突き出すのを見て慌ててフランキーが間に入る
フ｢待て待て待て！確かにこいつはうちの仲間じゃねぇが、まぁ助っ人だ！｣
｢助っ人？という事はウソランド達のサポートをしてくれるってことれすか！｣
フ｢おうよ！｣
『………』
何とか誤解は解けたようでAの周りを小人たちが囲んだ
｢これはあなたの武器れすか？かっこいいれす！｣
『あんまり近づいたら危ない。切れやすいから』
興味津々な彼らから武器を遠ざけていると階段から足音が響く
ウ｢………ってフランキー?!ゾロ!?A!!!!お前ら何でここに！｣
『そんなのこっちが聞きたい』
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小人─トンタッタ族と兵隊の作戦を聞き終えた後、ゾロは船の様子を伺いに本部を飛び出していってしまった
トンタッタ長の話からトンタッタ族とドレスローザの歴史を知りAは顔をより一層歪ませた
(あの男はどれだけ多くの人を不幸にしたら気が済むのｯ…)
また兵隊の過去の話になり耳を傾ける
｢────私にも"失った記憶"があるはずだ…という話だ｣
フ｢？｣
｢フラランド、Aくん。君たちにさっき町で見せたな｣
フ｢！｣
『…』
｢オモチャにされた我々は人間だった頃の事を全て憶えているが…周りの人々はたとえ家族であれ我々の存在をすっかり忘れてしまう
大切な者を忘れた事にも気づかない──これがドレスローザ最大の悲劇であり我々オモチャ同士でも同じことなのだ｣
その事実はあまりにも残酷で辺りにはどこから入ってきたのか黒い薔薇の花びらが舞っていた
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黒薔薇:憎しみ、恨み
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サナ - コメント遅くなりましてすみません。私もサンジ推したから嬉しいし作者さんの気持ちわかりますっ！ (2022年7月31日 10時) (
レス) @page22 id: d4640aee40 (このIDを非表示/違反報告)
奏星(プロフ) - コメントありがとうございます！亀更新になると思いますが頑張ります！ (2021年7月31日 16時) (レス) id: 467805e49e (このIDを非表示/違反報告)
ttakedasaki0906(プロフ) - 続き楽しみに待ってます！ (2021年7月30日 14時) (レス) id: ea401d31d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かるーあ | 作成日時：2021年6月25日 12時
