【ヒロアカ】敵甘め短編集

嫉妬《玄野針　お砂糖5つ》色葉様リクエスト ページ26

「こないだ、若が______」

「それ、今言わなきゃダメです？」


明らかに不機嫌なクロノさん




現在

私の部屋でソファの上に座ってクロノさんとまったり中。

この間、若に仕事褒められたんですよ、って言おうとしただけなのに…




不意に、隣に座っていたクロノさんがぎゅう、と私に抱きついてくる。


甘えてこないというわけではないけど、普段はこんなにべったりはしてこないから、ちょっとだけ驚いた。


「どうしたんですか、クロノさん。」


私に抱きついているから表情がよく見えない。


「Aが廻の話ばっかりするからです。

Aが悪いんですからね

今日は私が満足するまで離してあげません。」


拗ねた声でこう言われた。

あれ

もしかしてこれって…


「嫉妬ですか？クロノさん。」


「だったらなんですか」


好きな人に嫉妬なんかされて、自然と頬が緩む。


「私、クロノさんと一緒にいれて、幸せです。」


「はり、です」


え？

突然のことに何も返さないでいると


「私のこと、針って呼んでください。

A名前では、玄野針でいさせて____?」



私は安心させるように彼の髪を撫でて

「針、好きです。」

と言った。

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