＊ ページ13
「だが、これはこれで悪くねぇ。お前にも会えたしな」
それって、どういう___。
私がこう聞く前に、敵が私に向かって言った。
�爐覆 �吸血鬼は何を喰うと思う？��
ぞわ、
その言葉の意味を理解した途端に背筋に悪寒がはしった。
辺りに転がる焼かれていない死体
ここに着いた時、違和感を覚えた。
ここまでの、炎の強個性の敵が、どうして炎を使って殺さないのか、と。
でも違った。
『焼かない』んじゃなくて、
血を吸うために『焼けなかった』んだ__。
「どうもこの姿になってから血が吸いたくて堪らねぇ」
だから、なぁ。
�犒譟�吸わせろよ____。��
男がにやりと笑って
後ずさった私は蛇に睨まれた蛙。
無力な私を易々と押し倒した敵は、舌舐めずりをして
露わになった私の首筋に噛み付いた。
「いっ…ぁ…！」
痛い。嫌、怖い___！
血を抜かれているせいか、段々と頭が朦朧としてきて
生理的な涙が頬を伝う。
もう、抵抗する力なんて残っていなかった。
ひとしきり血を吸って、最後にぺろり、と傷口を舐めてから男は私の首筋から離れた。
と思ったら、驚いたように目を見開き、
「はぁ…んだよ、その顔。煽ってんのか？」
煽って、る…？
「殺してやろうと思ってたのになぁ
仕方ねぇ、予定変更だ、ヒーロー。」
もう、訳がわからなかったのだけど、一つだけ。
血を吸われることが、快楽に変わったのは
きっと気のせい。
＊→←ヒーローと吸血鬼《荼毘 お砂糖5つ》supedoin 様リクエスト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 203人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ヒロアカ大好き - あと、リクエストよろしいでしょうか？リクエストはお砂糖5つで、オバホとクロノで耳責めお願いします！！受け付けてなかったらすいません…！出来たらお願いします！ (2023年4月29日 22時) (
レス) id: 2822ecfe2a (このIDを非表示/違反報告)
ヒロアカ大好き - 占ツクの方が見やすいので占ツクで継続して欲しいです！ (2023年4月29日 22時) (レス) id: 2822ecfe2a (このIDを非表示/違反報告)
紫蘭(プロフ) - まーさん» まー様、コメントありがとうございます！お久しぶりです。占ツク、了解いたしました！まー様のご意見も参考にさせていただきますね。今後ともよろしくおねがいいたします*_ _) (2023年4月8日 21時) (レス) id: 1095a03807 (このIDを非表示/違反報告)
まー(プロフ) - Twitterのアカウント持ってないので、占ツクで継続していただけたらありがたいですm(_ _)m (2023年4月8日 20時) (レス) id: 859eb8a7c1 (このIDを非表示/違反報告)
紫蘭(プロフ) - ランさん» ラン様、コメントありがとうございます！更新遅れまして申し訳ありません…。占ツクですね！了解しました。ラン様のご意見も参考に今後について考えていきますね。コメント本当にありがとうございましたm(*_ _)m (2023年4月8日 7時) (レス) id: 1095a03807 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紫蘭 | 作成日時：2020年5月23日 13時
