〃 ページ16
『……思い出させることが出来る本人的には、彼はどう見えてます?』
「毎度毎度……。強制的に忘れさせるシステムにした奴はなかなかに性根腐ってるんだろうし、俺にほとんど投げた親父にはやっぱりもう二度と会いたくないねぇ……」
殺伐としている外を眺めていると、お供猫用の通用口から上司の猫が依頼を持って歩いてきた。
研修中の死神──もとい叶汰を連れてでの依頼。
「……明日かぁ……。小夏、俺動けそうにないから1日ずらせない?」
『またですか……暁人は確かに特殊ですが、そんな状況にいつまでも甘えないでくださいね』
「分かってる……」
放り投げていた血塗れの服を洗濯機に入れ、後の操作を小夏に任せる。
小夏が何か言っていたが、襲ってきた睡魔に抗えず身を任せて眠った。
5人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
シャル@如月唯奈(プロフ) - ハジメマシテ!ULOGから来ました、シャルといいます。小説めちゃめちゃ面白かったです!文章の書き方とか世界観とかめちゃめちゃ好みで、ドンドン読んじゃいました(笑)これからも頑張ってください、応援してます! (2020年1月18日 22時) (レス) id: 6e2bf13c08 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:天楽 | 作者ホームページ:
作成日時:2019年6月25日 23時