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完全な私情で行動しているうちに、スマホのバッテリーが少しずつ減っていることに気付き、「じゃあ撮っちゃおう」と血塗れで背中から体内が丸見えになっている遺体と一緒に自撮りする体勢になる。
「……はい、とびきり可愛く映ってみたよ」
『顔が良いと自分の映えさせ方をよく理解するものなんですね。問題無いので投稿しちゃってください』
「えーと、“#死体といっしょ” “#人殺し”くらいならいいかな」
撮った画像と共に女のアカウントで投稿すると、瞬く間にリプライが沢山届いた。
しかし、コメントは女が死んだ事への喜びではなく、本当に死んでいる事への動揺や困惑、恐怖がほとんどだった。
自撮りの体制で純粋無垢な笑みを浮かべて写っている少女には恐怖よりも可愛さに言及するユーザーが多いのは、流石ロリコン大国といったところか。
「この女はみんなの希望通り凄惨な死を遂げてるのにさぁ、全く喜ばれてないねぇ」
『それ程にこの女には感情を向けられる価値が無かったのでしょうね。私は先に戻りますよ』
「うんうん、ありがと。助かった」
無惨な姿に成り果てた女の死体は処理死神に任せて、ノルマを終えたことを上司に報告する為に事務所へ戻ることにした。
「に、しても……気持ち悪いなぁ、ネットユーザーって。人に執着する程暇じゃないはずなのにストレスの捌け口にして、いざ死ねばこんなにも無慈悲なのかぁ」
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シャル＠如月唯奈(プロフ) - ハジメマシテ！ULOGから来ました、シャルといいます。小説めちゃめちゃ面白かったです！文章の書き方とか世界観とかめちゃめちゃ好みで、ドンドン読んじゃいました(笑)これからも頑張ってください、応援してます！ (2020年1月18日 22時) (
レス) id: 6e2bf13c08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天楽 | 作者ホームページ：
作成日時：2019年6月25日 23時
