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七ノ菓子ページ8

椿、七桜、咲良「失礼致します。」
すっ、と椿と七桜、咲良が前に出る。

椿「光月庵の高月椿で御座います。」
ゆっくりと頭を下げた。

咲良「卵月堂の月舘咲良で御座います。」
にやり、と怪しげに微笑む咲良。

七桜「は、花岡七桜です、で御座います…」
恥ずかしさに頬を紅潮させる七桜。

くすくす、笑いがこぼれる。

「さて、どちらのお菓子きらいただきましょうかね。」
老人がそういった。

短い沈黙を切ったのは、Aだった。

「失礼致します。お茶と和菓子で御座います。」
咲良のたてたお茶と、椿の造った和菓子。
どちらも一級品である。

「…これは！」
ほぉ、というため息がこぼれる程美味しいのか。七桜は焦った。

どうしよう。私は椿のようにため息をつかせることができるのか？

ー和菓子は美しい物ー

椿の声が頭に響く。

怖い、怖い、怖い…

焦り、不安。

そして…和菓子を作る途中に言われた一言。

「俺と結婚しない？」

は、頭をガツンと鈍器で殴られた衝撃。

あの椿と？

結、婚？

考えておく、なんていった私。

真実を解き明かすチャンス？

頭がキャパオーバーだよ…

ママ、私…どうす

「では、花岡さん。」

びくっ、肩が震える。

「私」だけの時間が始まった。

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皆様、お久しぶりです。

残念ですが、ヤシロさまがすみれとの合作を、休憩したいそうです。一度も更新出来なかったらしいので、心配していたのですが…

それと、オリジナルに結構改変させて頂きます。

いよいよ2話！

楽しみで仕方ありません！