ヒーローと甘々。その１８。【仮面ライダー】【スーパー戦隊】 (ページ29)

今日:32 hit、昨日:18 hit、合計:52,036 hit

✿何処までも。　ビルド【万丈龍我】ページ29

※ヤンデレ

✿*華桜ちゃん*〜Sora@STヲタ様リクエスト✿

ＮＯサイド

万丈「お前、俺と付き合ってて良いのかよ」

『何で？』

万丈「だって俺指名手配されてるしさ………俺と一緒だと面倒だぞ？」

『万丈の罪は冤罪だもん。ほんとは良い人って分かってるからさ。何処までも着いて行くよ』

Aはにこりと微笑んだ。

どんなに世間から疑われても一緒に居てくれるAはとても良い彼女だと思う。

万丈龍我はそう強く確信していた。

しかし、そんな彼女の優しさに甘えて、万丈は飛んでも無い事をやらかしてしまった。

ある時万丈はまた警察に追われていて。

Aは買い物に行っていたからその場には居なかった。

だからつい、悪い事をしてもバレないんじゃないかと思ってしまって。

万丈は鬱陶しい警察をあの世に送ってしまった。

正当防衛だ。

そんなイイワケで防御壁を作りながら、そう言った事を何度も何度も繰り返した。

でもどうやらAは気が付いていないらしく、今まで通りに着いて来てくれて。

そこから、“バレなければ犯罪じゃない”なんて恐ろしい考えに至った。

ある日、警察を倒してしまった所を知り合いである猿渡一海に見られていた様で。

一海はそれをAに告げた。

『そんな訳無いよ！かずみんまで万丈を犯罪者扱いするの…？』

一海「でも、俺見たんだよ！」

万丈「おいお前。Aに何変な事吹き込んでんだ」

万丈は２人の間に割り込むと、一海を一喝した。

その後Aの見ていない場所でそっと葬った。

しかし、揉める２人を見てAは後を追って来ていたらしい。

震えながら万丈を見据えた。

『何、してるの…？』

万丈「お前と一緒の生活送るには邪魔な存在だった。それだけだ」

万丈はけろりと答えた。

過ちを繰り返し続けていた彼にはもうマトモな心なんて残っていなくて。

『ダメじゃん！それこそ犯罪だってば！！！』

Aは必死に呼び掛けた。

万丈「でもどうせ、世間には指名手配犯だと思われてんだ。じゃあ本当にしたって変わらないだろ？」

『………やだ…私もう、万丈と一緒には居られない』

万丈「はあ！？何でだよ！何処までも着いて来てくれるって言っただろうが！！！」

万丈はそう言って衝動的にAを突き刺していた。

大量の血を流して倒れるAを抱き留めて万丈は笑う。

万丈「お前が俺から離れるなんて出来っこねえんだよ………」

リクエストありがとうございました✨