ヒーローと甘々。その１８。【仮面ライダー】【スーパー戦隊】 (ページ17)

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✿夢さえ無くなれば。　キュウレンジャー【チャンプ】ページ17

※ヤンデレ

✿特撮好き@琉梨ちゃん様リクエスト✿

ＮＯサイド

チャンプ「我が輩と結婚して欲しい！そして、オリオン号に来てくれないか」

チャンプがそう、Aにプロポーズした時。

『ごめんね』

返事はノーだった。

チャンプ「どうしてだ？我が輩達は付き合ってるだろう？」

『ここ(チキュウ)で叶えたい夢があるから。だから、他の星に行く事は出来無い。プロポーズも、お預け』

Aがそう言うので、チャンプは聞いた。

チャンプ「Aの夢？」

『私の故郷に、閉館したプラネタリウムがあるの。まだ建物自体は残ってるから、私、そこを復元したいの！また故郷で、プラネタリウムを見たい』

Aは天文学者見習いだ。

幼い頃に故郷で見たプラネタリウムを復活させる為、日々研究に明け暮れている。

チャンプ「……そうなのか」

チャンプは悲しい声を出して歩いて行った。

しかし、チャンプは諦めていた訳では無かった。

チャンプ「何故だ、我が輩の事を好きだと言ってくれていたのに………」

無性に苛立って、側にあったコンクリートの壁を殴る。

ロボットと言う性質と、普段の筋トレの成果もあってか、壁はパラパラと破片を落としながらヒビを刻み込んだ。

それを見て、チャンプはこれだと思った。

チャンプはAに“夢を応援する”と告げて、そのプラネタリウムについての話等を色々聞いた。

そしてその場所を突き止めた。

ある日の深夜、チャンプはプラネタリウムに足を踏み入れる。

取り敢えず大事そうな機械を見付けて殴った。

バチバチと火花が出て故障した。

それから資料を破り、備品を破壊し、最後に壁を只管叩き壊す。

キュウレンジャーとしての力も使い、見る見る間にプラネタリウムは建物毎崩壊した。

変身解除すると、後ろにはAの姿があって。

『チャンプ…？何してるの…？』

チャンプ「Aが悪い。プロポーズを断ったりなんかするから。我が輩よりも夢を優先するから。だからてめえの夢を壊した」

しかし、そんな事をしてもAは挫けなかった。

新しく建物を造るとか、他の場所に変えるとか。

どれだけやってもこちらを見てくれないのであれば、最終手段は１つだ。

チャンプはAの首を掴み、力を込めた。

Aは抵抗したが、その内に力を失いどさりと倒れる。

そんな彼女を、オリオン号の一室に連れて行った。

これで漸く、一緒に旅に出られる。

リクエストありがとうございました✨