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気を取り直して、宿舎の中に入る。
が、その景色からこの場所がおかしいことを示していた
「なにこれ…！」
「二階建ての寮の中だよな、ここ」
一歩中に入れば、そこは何か入り組んだような建物だった
…建物の中に、建物があるなんて…どうなってるんだこりゃ…。
「っ、扉は！？」
伏黒に言われ、後ろを振り返ると扉があった場所は、何も無くなっている
「なんでぇ！？私たち、ここから入ってきたわよね！」
『閉じこめられたってわけか…』
「大丈夫だ。玉犬が出口の匂いを覚えている」
「ジャーキーよ！ありったけのジャーキーを持ってきてぇっ！！」
「わしゃわしゃわしゃ！！」
『いいなぁ…』
私も撫でたい…。
「緊張感！！」
「やっぱ頼りになるな、伏黒は。お前のおかげで人が助かるし、オレも助けられる」
「……進もう」
暫く錆れた路地裏のような道を歩く
『…何も出てこないと、むしろ奇妙だな』
「あ、あまりそういうことといわないでよ…！」
やがて、貯水槽のような少し開けた場所に出る。
その壁際には下半身を食われた人間が一人、そして同じく人間だったと思われる骨が二体分散らばっていた。
「…惨い」
『う…』
「…三人、でいいんだよな」
―――呪いに遭遇して普通に死ねれば御の字、ぐちゃぐちゃにされてもまだ死体が見つかればいい方だ。
呪霊と人間が閉じこめられていると聞いた時点で、分かってはいたことだが、
……これは、きついな。
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マリイ - 「夢主が宿儺様を(悠仁みたいに)食べた」設定と「夢主が呪霊を式神にする(式神にする呪霊は花御で)」設定見たいです (2021年1月4日 15時) (携帯から) (
レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - ゆきなさん» ありがとうございます！！頑張りますー！！！！ (2020年11月26日 12時) (レス) id: af85f8939e (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - これからも無理せず頑張ってください！ (2020年11月26日 0時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - 名無しさん» ありがとうございます！自分も何も知らないでいきなり飛ばされる系が好きです！まだ始めですが頑張ります―！ (2020年11月23日 16時) (レス) id: fcc3212c03 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - こういう系大好きです！主人公が知らない世界に来て「え？どこここ？」みたいな展開が好きです！今後も頑張ってください！ (2020年11月23日 14時) (レス) id: 890ce0fcb0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白 | 作成日時：2020年11月23日 12時
