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―原宿駅―
「一年生4人って少なすぎね?」
「じゃあお前、今まで呪いが見えるなんてやつ会ったことあるか?」
「…ねぇな。Aはある?」
『わはひもはひ』
「「なんて?」」
『…ごくん。私もない。あんなのいるだなんて想像もしたことなかったし。…にしても団子美味かったな…いつか大人買いしよ』
私たちは山の中の景色から一変、人が多く高い建物が並ぶThe東京、原宿駅の近くに来ていた。
理由はもちろん、4人目の一年生を迎えに行くためだ。
…にしても、都会はやはり人が多い。
どこを見ても人、人、人…人酔いしてしまいそうだ…少し気持ち悪い。
「おまたせー。おっ、二人とも制服間に合ったんだね」
駅の方から、五条がやってくる。
相変わらず、目隠ししているし白髪だし身長高いし、東京という都会の中でもやけに目立って見えた
「おうっ、ピッタし。でも伏黒のとちげぇんだな、パーカーついてるし」
「制服は要望出せばいろいろいじってもらえるからね」
「え、俺そんな要望出してないんだけど…」
「そりゃ僕が勝手にカスタムしたんだもん、Aのもね」
『要望できるならズボンが良かった……』
「えー、絶対そっちの方が似合うって」
『似合うかじゃなくて、動きやすいかの問題だっての…』
学校以外では晩年ズボンでいるため、スカートというのは如何せん慣れないし、動きづらい。
もしこれが破けたらズボンにしてもらおう
「それより、なんで原宿集合なんですか」
「本人がここがいいって」
駅から場所を変え、より多くの店が、そして人がいる大通りへ入る
「あ、ポップコーン食いたい!!」
『いやに突然だな…て、え、虹色の綿菓子…!?おい伏黒、虹色の綿菓子があるぞ!!
それもでかい!!』
「子供かお前ら…!」
「まあまあ。二人とも、少しくらいなら行っておいで」
「よし、行くぞA!!」
『おわっ』
虎杖に手を引かれ、私たちは人ごみを掻き分け目当ての店へ行く。
「綿菓子にも虹色以外にいろんな種類あるんだな…Aどれにする?」
『んー……やっぱ虹色の食べたいけど、それ以外も捨てがたい…』
「じゃあ俺こっち頼むから、半分こしようぜ」
『虎杖、天才だ!』
「だろ!」
・
「………お前ら、買ってきすぎだろ」
「ほうは?」
『伏黒の分も買ってきたぞ、ほら』
「いらねぇよ…」
「えー、恵いらないの?じゃあ僕が貰っちゃお」
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マリイ - 「夢主が宿儺様を(悠仁みたいに)食べた」設定と「夢主が呪霊を式神にする(式神にする呪霊は花御で)」設定見たいです (2021年1月4日 15時) (携帯から) (レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - ゆきなさん» ありがとうございます!!頑張りますー!!!! (2020年11月26日 12時) (レス) id: af85f8939e (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - これからも無理せず頑張ってください! (2020年11月26日 0時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - 名無しさん» ありがとうございます!自分も何も知らないでいきなり飛ばされる系が好きです!まだ始めですが頑張ります―! (2020年11月23日 16時) (レス) id: fcc3212c03 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - こういう系大好きです!主人公が知らない世界に来て「え?どこここ?」みたいな展開が好きです!今後も頑張ってください! (2020年11月23日 14時) (レス) id: 890ce0fcb0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白 | 作成日時:2020年11月23日 12時