知識０が呪いのいる世界へ来た件 【呪術廻戦】

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ﾄﾞｫﾝ！

『…………』

ｶﾞﾝｯ！！


『………………』

何かが壁にぶち当たるような音や、戦闘音が聞こえるが、今日はとても平和だ。
雲一つない空、山の中の美味しい空気、鳥たちのさえずりなどなど。


学長との面接は先に虎杖がやるということで、私は建物の外で空を見上げながら自分の番が来るのを待っていた。


ﾄﾞｺﾞｫﾝ！！


『わっ！』

その時、建物の中から一際大きな衝撃音が聞こえ、私はつい建物から数歩離れる。

え、面接(物理)なの…？
とりあえず拳で語ろうとか、そういう脳筋なのかここの校長は…？

　
とんでもない身体能力を持つ虎杖ならまだしも、私ただの一般人だぞ？
え？死 刑どうこうの前に死ぬんだが？


『ふわぁ……なんだか外が五月蠅いですね』

『あ、お前』

寝起きの声で、右手に生えた口、もとい幎が喋る。

『お前ではなく幎です。おはようございます』

宿儺とは違い、帳はやけに礼儀正しい。
呪いってのは人を襲ったり、殺そうとしたりするのにこいつはやけに礼儀正しい。

…本当にこいつは同じ呪いなのか？


色んな意味で緊張していると、建物の扉が開き虎杖が姿を現した


「A、こいよ！」

あの様子だと、面接受かったみたいだな……


『………ふぅ、よしっ』


うだうだ言ってても仕方がない。とりあえず、当たって砕けろだ！！

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