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「A、ちょっとそこ座って」
ホテルに来てはや1時間。
一日ぶりに入る風呂から上がると、五条に声をかけられた。
『なんだ？』
「聞くの忘れてたけどAはさ、どうしてあの学校にいたわけ？」
『どうしてって…それが、私にもよくわからねぇんだ。』
私は、あの下校中でのことを話す。
見知らぬ小道に入ったら、気絶してて、そしてあの学校の中にいた。
今考えても、信じられない話だが…。
「それについて、幎は？」
『わたくしなら何も知りませんよ』
その声に右手に視線を向けると、先ほどまでなかった口が生えていた
『幎！』
『昨晩ぶりですね、A。その話ですが、わたくしがAと出会ったのはあの学校が始めてです。なので、それ以前のことは存じ上げないのですよ』
「ならば、どうしてその子を憑依対象に選んだ」
『―――匂い、です』
「『匂い？』」
くんくん、と自分の匂いを嗅ぐが、風呂から出たばかりなのでボディーソープの匂いしかしない。
あ、ちなみに制服以外手持ちのなかった私は、五条の妹に服を借りた。
五条に妹なんているんだなぁ。…なんか、苦労してそう。
『そういえば、宿儺も美味そうな匂いがするって言ってたな…』
『Aからは、妙に魅力的な匂いがするのですよ。
それに釣られ、死にかけの貴女の元に来たというわけです。
そろそろ、封印されているのも退屈だったので、丁度いい器でした』
「お前が本来いるはずの呪物はどうした。封印が施されているはずだが？」
『それが、覚えていないのです。…何時の間に私も、魂だけにされて外に放り出されていたので。
封印の方はわたくしが内側から解くことは不可能なので、外から解かれたのではと思います。
…それ含めて、何も思い出せないのです』
じゃあ、どうして私があそこにいたかはわからないってことか。
色々と、本当のことにたどり着くのは遠そうだな……。
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マリイ - 「夢主が宿儺様を(悠仁みたいに)食べた」設定と「夢主が呪霊を式神にする(式神にする呪霊は花御で)」設定見たいです (2021年1月4日 15時) (携帯から) (
レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - ゆきなさん» ありがとうございます！！頑張りますー！！！！ (2020年11月26日 12時) (レス) id: af85f8939e (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - これからも無理せず頑張ってください！ (2020年11月26日 0時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - 名無しさん» ありがとうございます！自分も何も知らないでいきなり飛ばされる系が好きです！まだ始めですが頑張ります―！ (2020年11月23日 16時) (レス) id: fcc3212c03 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - こういう系大好きです！主人公が知らない世界に来て「え？どこここ？」みたいな展開が好きです！今後も頑張ってください！ (2020年11月23日 14時) (レス) id: 890ce0fcb0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白 | 作成日時：2020年11月23日 12時
