知識０が呪いのいる世界へ来た件 【呪術廻戦】

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『では、今私の中にいる幎というのも…呪霊なってやつなのか？』

「幎は両面宿儺と同じ時代、呪術全盛期に圧倒的な力と呪術で名を轟かせた人間だ。
何十、何百と無数の呪術師が彼に殺されている。

けれど、その呪術は本当に天賦の才だ。現代呪術のいくつかも、彼の応用のものが多い」


人間なのに、呪い…？
なんかまた頭がこんがらがってきた……


『えっと、つまり…幎っていうやばい呪霊が、私の中に憑りついてて、そいつを殺すためには私諸共殺さなきゃいけない。だから私が死 刑…ってことでいいのか？』

「正解。やけに落ち着いてるね、普通混乱すると思うけど」


『いや、十分頭の中で混乱してる…。けど、実際あの学校での出来事があったから、案外すんなり飲み込めてるのかもしれねぇ』


幽霊とか、そういうのは信じないタイプだった。
五条が言う呪霊だって、普段ならあんなの夢だ、と一蹴していただろう


けれど、命がけで戦った伏黒や虎杖の姿が、確かに感じた呪霊への恐怖が、悍ましさが、私の脳裏にはっきりと焼き付いている。


「…話を続けるよ。

今、Aの中にいる幎は宿っていた呪物が行方不明になっていてね。
それに、宿儺のこともあるし色々とその力は役に立つ。

元々幎の宿る呪物は年代物で、現存の術師じゃ封印が追いつかないから、解けるのも時間の問題だ。
封印が解けたとなると、それこそあの学校で起きたようなことが、再び起こる。」


…あの時のことが、至る所で起きる…あの時はたまたま、伏黒や虎杖がいてくれたから、何とかなったが…。
あそこに一人だったら、私は今頃この世にはいないんだろうな。


「そこで、君の番だ。

うちの老人共は臆病でね、今すぐにでも君を殺せと騒ぎ立てている。
けど、そんなのもったいないだろう？」


『もったいないってのは…？』

「今後、特級呪物に耐えうる器が出てくる保証なんてない。だから、僕は上にこう提言した


どうせ殺すなら、行方不明になっている特級呪物、幎の眼と両面宿儺の指を見つけだし、Aには眼を、悠仁には指を取り込まてから殺せばいい。


―――君には今、二つの選択肢がある。

今ここで死ぬか、幎の眼と宿儺の指をすべて見つけてから死ぬか」


　
　
　
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説明ばかりになって申し訳ありません…。
あと、自分が頑張って解釈しながら書いたので、本編の解釈と違うかもしれません…。

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