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「それで、何を作るの？」
『んー、ガトーショコラを作ろうかなって』
「へぇ、Aにしては洒落たもの作るじゃない」
『普段女子力低いとか言わないで』
二人でキッチンに立ち、お菓子作りをする。
アスカもなんだかんだぶつぶつ言ってたけれど、結局手伝ってくれるから優しいなぁ
…てか、こうみるとアスカもめちゃくちゃスタイルいいよね…エプロンが似合うのぉ
「なにじろじろ見てるのよ、気持ち悪い」
『ごめんごめん。よしっ、じゃあ始めよっか！』
・
「……ねぇ、A」
『ん？どしたの？』
生地をオーブンで焼いている間、二人で手分けして洗い物をする。
そんな時に、アスカが静かに話しかけてきた
「あんたは碇司令のこと、どう思ってるの？」
『…お父さん？』
まさかアスカの口から父さんのことが出てくるとは思わず、持っていた皿を一瞬落としそうになる
『どう思ってるって…』
「シンジは碇司令に褒めてもらいたいから戦ってるみたいなこと言ってたけど、あんたはどうなのよ」
うーん、改めてそういわれると困るなぁ…。
『…私は、シンジみたいにお父さんの為とかは言えないけど…まあ、家族だから仲良くしたいなとは思うかな』
「以外、Aは嫌いなんだと思ってた」
『もちろん捨てたことやシンジを苦しめたのは許せなし、どちらかというと嫌いだけど…』
「だけど？」
『多分、私たちは互いのことを何も知らないだけだと思う。
もっと喋って、もっとお互いのことを知れば……今よりずっと家族らしくなれると思うんだ』
碇ゲンドウ、という客観的なキャラクターは知っていても、父親として家族としての彼のことは何も知らない。
『それに、嫌いな人が増えるより好きな人が増えるほうが絶対に楽しいじゃん？』
「……あんたらしいわね、その考え」
『あはは…能天気すぎるかな』
「そんなことないわ、そうやって前向きでいられるのはあんたのいい所よ」
………アスカに、褒められた…？
その時、チーンとガトーショコラが焼きあがった音がする
「できたわよ」
『あ、う、うん！…おっ、めちゃくちゃいい色に焼けてる！』
「あったりまえじゃない、この私が手伝ったんだから」
すごいなぁ、アスカは。さらっと人を勇気づけちゃうんだもん
『……ありがとう、アスカ』
私は小さく、彼女にお礼を告げた
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榛の花 - 続きよろしくお願いします (2020年8月4日 17時) (
レス) id: e7e1fd01f8 (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - マイさん» かんっぜんに間違えましたね！マイさんご指摘ありがとうございます！！！ (2020年7月19日 10時) (レス) id: fcc3212c03 (このIDを非表示/違反報告)
マイ(プロフ) - 103と105同じ内容じゃないですか？わざとだったらすみません！ (2020年7月18日 23時) (レス) id: 295d0246ce (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - Elfaさん» ありがとうございます！！！亀更新ですが頑張ります！！！！！ (2020年7月14日 12時) (レス) id: af85f8939e (このIDを非表示/違反報告)
Elfa - とても面白いです！再度エヴァンゲリオンにハマりました(*^^*)がんばってください！ (2020年7月13日 20時) (レス) id: 3067d420d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白 | 作成日時：2020年6月28日 19時
