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カヲル君が連れてきた場所は、この第三新東京市では珍しい赤い海をも見ることのできる、高台にある小さな広場だった。
夕日が相まって、街をも赤く照らし綺麗な風景が広がっていた。
「ここ、気に入ってるんだ」
『うん…凄い綺麗な場所だね』
そうだろう？といったカヲル君の横顔は、本当に美しい
この人…人ではないけど、彼が私たちの敵である使徒だなんて、事実ではあるけれどこうやって普通に喋って、そして心を持つ彼が敵だとは思いたくない
それに、なんでカヲル君は私に会いに来るんだ…？会いに行くとしても、シンジのところじゃない？
元々謎が深い彼だけど、余計謎が深まって…
「どうして僕が会いに来てるかわからない、って顔してるね」
『なっ』
「あ、図星だ」
なにそのあ、って。
は？
可愛いんですけど
僅かな理性が働いて叫ばずに済んだけど、本当に押しが目の前にいるってのはやばい。
本当に。
「Aさんに会いに来てる理由、知りたい？」
『それは、うん』
少し、先ほどとは雰囲気が変わったカヲルくんに警戒心を抱きながら次の言葉を待つ
ツバキの言っていた通り、カヲル君であろうと完全に心を開くわけにはいかない…
そう、推しに完全に心を許してはならないのだ…いやさっきまで完全に警戒心なかったけどさぁ
「それはね」
ごくり、思わず生唾を飲み込む
「Aさんが、僕が今まであったことのないタイプのリリンだからさ」
『…はい？』
「僕も、リリンと数多く交流を重ねてきたわけではないけど、Aさんみたいなタイプは初めてなんだ。
だから、会って話をして、知りたいんだ。」
そう語るカヲル君の瞳は、大人びた見た目に反して子供のように純粋だった
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榛の花 - 続きよろしくお願いします (2020年8月4日 17時) (
レス) id: e7e1fd01f8 (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - マイさん» かんっぜんに間違えましたね！マイさんご指摘ありがとうございます！！！ (2020年7月19日 10時) (レス) id: fcc3212c03 (このIDを非表示/違反報告)
マイ(プロフ) - 103と105同じ内容じゃないですか？わざとだったらすみません！ (2020年7月18日 23時) (レス) id: 295d0246ce (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - Elfaさん» ありがとうございます！！！亀更新ですが頑張ります！！！！！ (2020年7月14日 12時) (レス) id: af85f8939e (このIDを非表示/違反報告)
Elfa - とても面白いです！再度エヴァンゲリオンにハマりました(*^^*)がんばってください！ (2020年7月13日 20時) (レス) id: 3067d420d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白 | 作成日時：2020年6月28日 19時
