一番行きたくない世界って言ったらその世界に連れてかれました２ 【エヴァンゲリオン】

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Aside


【避けて、A！！】

『え？』


叫びにも聞こえたミサトさんの声。
だがその真意を理解する前に私は地上に出て、使徒と対面する


立方体の、青い、美しい使徒。
だがその初撃は、


『あ』


とんでもなく、強力なレーザーでの一撃。


それに気づいたときにはもう時すでに遅く、第五使徒の攻撃が改・初号機に直撃する


『うぅっ、あぁぁぁぁぁぁっ！！！』


痛い熱い痛い痛い！！

今まで食らったことのない尋常な痛みが、私の体を襲う


【シンクロ率、ミニマムにまで落として！】

【防護アーマーを展開！】


ミサトさんの指示により、エヴァの前に壁が作られ何とかレーザーを食い止める

どうにかして、動かないと次の攻撃が来る。


そう分かっていても、体全体を焼くような痛みで動くに動き出せなかった


【ATフィールドビット展開！】

ツバキの指示により、防護アーマーとは別に何か複数の小さな物体がエヴァの前にATフィールドを作り上げる


『……これ、確か13号機の……』

使徒のことは覚えてなかったのに、どうやら13号機ことは多少覚えているらしい。
Qの時にシンジとカヲル君が乗る13号機に搭載されていたものだ


だが、そんなことを考えているのも束の間。

第六使徒は形態を変え、先ほどの攻撃の倍以上の威力のレーザーを撃ってきた


防護アーマーをいとも簡単に溶かし、ビットにより展開されてATフィールドがギリギリのところで攻撃を受けさせまいと足止めする


『凄い…！』


これなら防げる！

そう思った瞬間、

【っ、ダメか…！！】


ビットはレーザーに呑まれ、先ほどより強力なレーザーが改・初号機に直撃する




『っ、あぁぁぁぁっぁぁ！！痛いっ、嫌だ、嫌だぁぁっ！！！』



痛い！！熱い！！

こんな痛い思いしたくない！



誰か…誰か…！



『助けて！嫌だこんなところいたくない！

出してよ、助けてよぉ！！！



父さん、ツバキぃっ！！！嫌ぁぁぁぁぁっ！！！！』


そして私の意識は、そこで途切れた

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