一番行きたくない世界って言ったらその世界に連れてかれました２ 【エヴァンゲリオン】

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―学校―


『うぅ…暑い、溶ける…』


今日も今日とて私たちは勉学に勤しんでおります。
クーラーはあるけど突然故障した教室で汗だくになりながら授業を終え、家に帰る

ほんと、なんでクーラーがないんですか！第三新東京市って結構発展してるところじゃないんですか！


「途中でアイス買おっか」

『さんせー…まじ、一年中全部夏とか無理…一年中冬でいて…』

「冬って、雪とか降るんだよね。白いやつ。見てみたいなぁ」

『久々に雪だるまとか作りたい』

「久々？」


おっと、暑さのせいで口が滑りました

少しだけ正常に戻った頭でふと考えると、何か忘れている気がして鞄の中を探す


「どうしたの？」

『………シンジィ、ごめん、学校に宿題のプリント忘れてきちゃった…』


「えっ」

今日の宿題と言えば、音楽しか出ていない。
いや、なんで今日に限って音楽の宿題とか出すんですか？

確か、歴史的な作曲家について調べてこいとかだったよね…


『うげー…今から学校に戻るの…』

「でもまだ歩いて10分くらいだし、ついてくよ」


『ううん。シンジは先に帰ってて、見つけたらすぐに帰るから』


シンジは少し不安そうにしながら、アイス買って家で待ってるよと言って先を歩き始める


普段ならこのまま家に帰ってるが、音楽の先生は如何せん怖いと校内でも有名なので、それにビビッておとなしく取りに行くことにする


『はぁ…ついてないなぁ』


だるさと暑さに打たれながら、私は歩いてきた道を戻る

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