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「だ、大丈夫?A」
『う、うん…何とか…』
「みっともないなぁ、もっとしゃんとせぇや!」
『車酔いには勝てないよ…』
何故かよくわからないけど、本部に着くとトウジやケンスケもおり、みんなで2号機が搬入される姿を見ていた
そこにはレイちゃんもいたけど、ちょっと今はタンマ…
「にしても、赤いんか2号機は!」
「違うのはカラーリングだけじゃないわ!」
堂々とした態度で、2号機の上に乗り私たちを見下ろす少女、アスカは同じく堂々とした声で続ける
「所詮零号機も初号機も開発過程のプロトタイプとテストタイプ!
でも2号機は違う!これこそ実践用に作られた、世界初の本物のエヴァンゲリオンよ!!」
「紹介するわ。ユーロ空軍のエース、式波・アスカ・ラングレー大尉。
第二の少女、エヴァンゲリオン2号機専属パイロットよ」
「久しぶりね、ミサト!」
アスカ…やっぱめちゃくちゃかわいい…ツツンアスカも好きだけど…。
レイちゃんの後ろ姿を見て、アスカはむっとした顔をする
「あれが依怙贔屓で選ばれた零号機パイロット…。
で、どれが七光りで選ばれた初号機と改・初号機のパイロット?」
「えっと…僕たち、だけど…」
アスカは私たちを見ると、つかつかと近づき鋭い視線を向けた
「あんたら馬鹿ぁ?肝心な時にいないなんて、なんて無自覚!」
アスカはシンジの足をはらい、転ばせる
「それに無警戒。エヴァに乗れなかったことを恥とも思わないなんて、所詮七光りね!」
シンジを一瞥したアスカは、次に私の元へと向かいびしっと指を指してくる
「あんた、改・初号機のパイロットね」
『ウ、ウッス』
「…2号機よりちょーっと最新の技術で作られた最先端のエヴァだからって、調子に乗らないでよね!七光りで選ばれたあんたと違って、私は訓練をたくさん積んできた!
だからあんたにだって負けやしないわ!!」
『え、あ、うん』
別にアスカに勝てるなんて一ミリたりとも思わないけどね…一人で使徒を殲滅できるなんて、本当にすごいと思う
『…でも、いがみ合うより私はアスカと仲良くしたいな。
ほら、これから同じパイロットとして一緒に戦うんだし、よろしくね』
握手を求めてを出すと、アスカは一瞬固まるがすぐに気を取り直してふん!と言い行ってしまう
レイちゃんと同じく、アスカも強敵だ…
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ウサ猫 - 私も同じくエヴァファンです‼︎また機会があれば語りましょう‼︎小説、面白いです‼︎頑張ってください (2021年10月2日 13時) (レス) @page25 id: c35838b126 (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - cowさんさん» わー!!!ありがとうございます!そう言っていただけると、とても嬉しいです…!シンエヴァ公開延期されてしまいましたが、これからも頑張っていきます! (2021年1月16日 0時) (レス) id: af85f8939e (このIDを非表示/違反報告)
cowさん - 最っ高に面白いです!まだ読んでいる途中ですが、わくわくが止まりません。応援しています!! (2021年1月15日 23時) (レス) id: bade0bb78d (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - れいにゃさん» れいにゃさんありがとうございます!(やっべ、この後ばりばり凍結解除するつもりだったわ)。期待に添えるかどうかわかりませんが精一杯頑張ります…! (2020年6月23日 20時) (レス) id: 5c5f498b44 (このIDを非表示/違反報告)
れいにゃ(プロフ) - 気付いた時とても!!!( ゚д゚)ハッ!!!!となりましたwいつも面白く読ませてもらってます!これからも応援してます! (2020年6月22日 21時) (レス) id: e1aa2ef00b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白 | 作成日時:2020年5月31日 14時