一番行きたくない世界って言ったらその世界に連れてかれました 【エヴァンゲリオン】

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ツバキの謎のネックレスも気になるけど、とりあえずポケットに突っこんでシンジ達の後を追うと体育館裏へたどり着いた。


影からこっそりその様子を見ると、すでにシンジは地面に倒れている


『シンジ、大丈夫！？』

「A…」


「なんやもう一人の転入生、邪魔すんなや！」

トウジが妹を傷つけられて怒る気持ちもとてもわかる。私も、こうやって兄妹が出来て傷つけられたら怒るに決まっている。

シンジをかばうように前に出て、トウジに宣言する


『殴るなら、私を殴りなさい！！』

「！なんやと…？」


『私もシンジと一緒にあの夜エ…じゃなくてロボットに乗って戦ってたの！
妹さんが傷ついたのは私のせいでもある…本当に、そのことについてはごめんなさい

許してくれって言われて、簡単に許されることじゃないのもわかってる
だから、気が済むまでシンジじゃなくて私を殴って！

私も、自分の家族が傷つくのは嫌だ！！』


「っ……いくで、ケンスケ！」

　
トウジと後ろで私たちの様子を見ていたケンスケはこの場を立ち去った

　
『……ふぅ、怖かったー』

「A、なんであんなこと…もし君が殴られたらどうするんだ！」


『だって、自分の大切な人が傷つくのを見るくらいなら自分が傷ついた方がマシだよ』



「！……A、ごめん」

『そこは謝られるんじゃなくてありがとうって言われた方がうれしいかな』

「…うん、ありがとう」

　
そういってシンジは小さく笑った

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