一番行きたくない世界って言ったらその世界に連れてかれました 【エヴァンゲリオン】

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『はぁーっ！疲れたー！』

「まさか転入初日からテストだなんて、ついてなかったよね…」

　
『本当だよ全く！テストなんて消えちまえぇ！！』

放課後。
転入初日から、特に苦手な数学でテストがあり散々だった…

いやいや、ちょっとは手加減していただいてもいいんですよ！？この世界はネルフの大人達じゃなくて学校でも人生ハードモードだ

　

　
「おい転入生」

その時、ジャージ姿でおなじみの鈴原トウジがシンジに話しかける


「ちょっと顔かせや」

この後何があるかは分かっているから止めはしなかったが、すぐ戻ってくるねと言ってシンジはトウジの後についていく


『…』

ここで黙って兄が殴られて返ってくるのを待つのもあれだ。
私がシンジ達の後を追いかけようとしたとき、


「待って」

『！』

先ほどまで外を眺めていたレイちゃんが話しかけてきた


「これ、橘博士から」

『ツバキから？』

レイちゃんから渡されたのは、どうやらネックレスだった
ワンポイントに綺麗な青色の三日月が装飾されている


「渡したから」

それだけ言うと、レイちゃんはバッグを持って教室を立ち去ろうとする


『あ、待って！』

　
「なに」

『レイちゃん、ありがとう！その…これから一緒に頑張ろうね！！』

「……」


まあ案の定無視されましたけど…


『……こんなことじゃめげないぞ』

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