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第一夜 ページ1

今夜の空は雲が少なく大きな月が綺麗に見える。



こういう日は夜風が気持ちいいから散歩するには丁度いいなと思いバケットにジョンくん用のおやつに昨日いつもより少し作りすぎてしまったクッキーと、ドラルク様が好きな牛乳を用意する。

それでも夜風に当たり続けていれば身体も冷えてきてしまうだろうから、牛乳はホットミルクにして魔法瓶に淹れて持っていった方が良さそうだ

小鍋に牛乳を注ぎ火に掛ける。
角砂糖を2個と蜂蜜をスプーン一杯分を掬いいれて牛乳が焦げ付かない様に掻き混ぜていく。
甘くて優しい匂いがしてきたら火を止める。
ただ、このまま魔法瓶に淹れたら熱すぎて飲もうとした瞬間…いや手渡した瞬間にタヒんでしまうだろうから温かいながらも飲みやすい温度にする為少しだけ冷ます。

ホットミルクを冷ましている間に、レジャーシートと膝掛けに、お手拭きも用意していたら城の外が何やら騒がしく耳を澄ましてみれば人間の声が複数聞こえた。
また、観光に来た人間達だろうか?
あまり城の近くで騒ぐのは止めてほしい…と以前に一度観光バス会社に問い合わせてから落ち着いたと思ったのに、困ったな。


また観光バスであれば此方も城の近辺に注意書き看板でも立て付けて対策を…と考えながら窓を開けて外の様子を伺えば町の人間が集まって騒いでいた。その中心部には、派手な格好をしている者が居るのが見えた。















「アレは吸血鬼退治人…?」

第ニ夜→



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作者名:おめめ | 作成日時:2022年2月15日 22時

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