151歩目 友達がキノコ伝説でサーバー1位とってて草 ページ7
『...』
─────
「結局...ここで死ぬことになるなんて...」
フレーサの横で座るシズが誰に言うでもなくぽつりと言葉を落とす。
『怖くないの?』
落ちた言葉を拾ったフレーサが声をかける。
声が出ていたことに気づかなかったのか、シズは少し目を見開いた後で優しい顔に戻る。
「怖くない、といったら噓になるかもしれないけど...」
『何かしてほしいことはある?』
「うーん...ない、ね」
あるにはあるのだが、彼に背負わせるには重すぎると考え、嘘をついた。
この旅の目的を彼は知らない。知る必要がない。知ってはいけない。
それはただの夢物語で、現実性がない。
「フレーサ、あなたは優しすぎるよ」
『そんなほめても何も出ないからね』
事実を口にしたつもりだった。彼なら自分の目的を知っても、笑わないでいてくれるだろう。
それどころか、実行しようとするかもしれない。そこが問題なのだ。
彼に危険を冒してほしいわけではない。一生平和に暮らしてほしいと願っている。だから、たとえ自分の番が来ても、その目的をいう気はなかった。
「私が死んだら、一回中央諸国に行ってみて。きっとなにか出会いがあるはず。」
『まあ、考えておくよ』
─────
『この世界でもシズさんはいないの?』
未来のフレーサが少し気になって問いかける。その瞳の奥にある感情はわからない。
『...もういないよ。』
『やっぱりそうだよね。じゃあ、話は終わり。』
『(来る!)』
フレーサは身構えた。
『ギガント・アグージャ』
『ッ!?』
あたりに轟音が響く。
『おいおい私は君なんだよ?初手ギガント・アグージャぶっぱはいつもの癖だろう?』
フレーサの左腕が宙を舞った。
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RIO(プロフ) - お久しぶりです!失踪しないで下さい笑笑(冗談です、柏木さんの自由です!)書き直すんですか?気が向いたら?頑張って下さい! (5月2日 0時) (レス) id: 2e720d1e8d (このIDを非表示/違反報告)
柏木〜全てを終わらす者〜(プロフ) - 気が向いたら書き直します (5月1日 20時) (レス) id: 50c78267f5 (このIDを非表示/違反報告)
柏木〜全てを終わらす者〜(プロフ) - こいつ失踪してるな (5月1日 20時) (レス) id: 50c78267f5 (このIDを非表示/違反報告)
柏木〜全てを終わらす者〜(プロフ) - こいつ失踪してね? (4月9日 17時) (レス) id: 50c78267f5 (このIDを非表示/違反報告)
柏木〜全てを終わらす者〜(プロフ) - ありがとうございますーー!!更新頑張ります! (3月11日 14時) (レス) id: 162a4a35ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:円周率のPRO☆柏木 | 作成日時:2023年10月8日 22時