転生したら義兄弟ができた。４

148歩目 なんと1145141919年ぶりの更新！！ ページ4

「まさか...フレーサの呪いが解けると...」

『スキルが人間の身体には収まらなくて死ぬ。その通り。』

確かに...ヴェルドラの話では、人間は魔力感知を使っただけでも発狂するとかなんとか...弱いね！

「じ...じゃあクレイマンは...」

『いや、斬っていいよ、シオン。』

「...はい？」

...？？？？？？？

「いやいやいやいや！！フレーサお前何言ってんだよ？死ぬんだよ？息絶えるよ？」

『まあまあまあ！ちゃんと人の話は最後まで聞きなよ。細かいところまで気にしていかないとね！』

「お前自分で話終わらせてたでしょ...」

『細かいことは気にするな！！』

「さっき細かいとこは気にしろって...はぁ。それで？」

『俺にかけたあの呪いは超強い。だからもし解いたとしても三日は猶予があるはず。』

「あ、そうなのか？」

「っ...」

その言葉を聞いてクレイマンが眉をしかめる。どうやらその通りみたいだね。

『だから...俺が死ぬことについて考えるのはそのあとでも...』

「いやいや、でもだめだ。なにか対処法を見つけるまでこいつは...」

『リムル』

フレーサはリムルに耳打ちする。

『南の海の果てにあてがある。先生の師匠がいるんだ。』

先生の師匠ってなんか面白いね

「...そっか。それじゃ、もう終わりにしよう。」

リムルがクレイマンに向かって手を出す。

「ま、待て...やめろ......！」

「じゃあ、ここでクレイマンは処刑する。反対する奴はいるか？いるなら相手するけど。」

騒ぐクレイマンを無視して魔王たちに問う。

「好きにしろ」

ギィが全員を代表して答える。

「お前には散々迷惑をかけられてうんざりしてたんだ。楽に死ねると思うなよ？」

「嫌だ...やめろ！助けてくれフットマン！ティア！！お助けくださいカザリーム様ーー！！」

リムルのベルゼビュートによって、クレイマンが一瞬でその場から消えた。

フレーサの目的が一つ無くなった。

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