Only One

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Aside









思い返せば生放送の日、出番が終わると
変に張っていた気が、変に入れていた力が一気に抜けた






そこまでしか覚えてない








でもよく寝てたんだって









『いい機会だし１回帰んな』
って亜嵐くんに言われて









翔平「A？着いたけど」




「うわ、完全に今向こうの世界にいた」




翔平「怖いから変なこと言わないで！！」




「うそだよ笑」









少し緊張する、いつもの家









翔平「ただ今帰りました〜」









翔平と玄関をくぐると









翔吾「おかえりー、よく寝れた？」




「おかげさまで」




慎「行ったのに寝てた」




「手を合わせてた情報ならしっかり入ってるからあとで話し合お？」





慎「……夢でも見てたんじゃない」









翔吾くんや相変わらずなまこっちゃんと再会できて嬉しかったのもつかの間









……あぁ、今日この家で寝るのか、なんて考えると少し気分が下がったのは内緒









山彰「おいコラ、いつまで俺1人に当番をやらせる気だ、あ？笑」





「ごめんなさい！笑」






山彰「ま、いいけど」






山彰「実際どこで練習してたの？あの完璧なパフォーマンスの方は」









やっぱりなぁ、そりゃ変だと思うよね、私がリハからノーミスなんて









「友達が子どもたちにダンス教えてて、特別講習してくれるならスタジオ使っていいよーって」




「楽しかったなぁダンス講師」




「また先生って呼ばれたい」





山彰「で？寝不足になるほどやったって？笑」





「違うんですよ!!」




「寝るのを割と本気で忘れてたんです」









海青「なぜ俺に聞かない！！！！笑」




「あー……海青、そんな発想なかった…ああああぁぁぁ」




翔平「海青揺さぶりすぎ！笑」









手厚いお出迎えを受けたって思っていいのかなんなのか









「全員いないんですか？」




翔平「今日ほぼみんな午後はオフだからそれぞれ」




「ふーん」




「じゃあ海青ランニングでもする？」




海青「寝不足を反省しろ」




「ごもっとも」




山彰「買い物行くか、飯の」




「賛成！！！！」




山彰「荷物置いてきな」

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