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Aside

翔平が「話したらどう？」って

ルカちゃんにだけ、少し早い集合時間を伝えてくれて

ルカ「………」

今。

「さすがに解決しないといけないと思うんだ、周りが気を使わなきゃいけないのは違うと思うから」

「言ってくれればなおすよ」

ルカ「そんなこと言われたら辞めてくださいって言うしかないです笑」

2人で話す間も、ルカちゃんはスマホをいじって、笑ってて

ルカ「なんでAさんなんかが受かって、私が落とされたのかわからなかったんですよね」

ルカ「要領も悪ければ、ダンスが飛び抜けて上手いって訳でもないのに」

……オーディションいたんだ
こんなこと口にすればまた怒るから言わないけど

「それは私には…」

ルカ「だから海外渡って、さらにスキルつけて、たくさん人と繋がって」

ルカ「コネができました笑」

「……そんな話じゃなくてさ、もうすぐ3ヶ月経つし」

ルカ「Aさんのいるグループになんか入りませんよ………？」

ルカ「でもグループには入りたいです」

ごめんね、翔平、話にならないや
存在が嫌われてちゃどうしようもできないよ

「みんなが困ってる事実をどうにかしたいの」

「ルカちゃんが入るかどうか決めるのは私たちだよ？」

とうとう耳も貸してくれなくなったので、
もう諦めることにしてシーンとした楽屋でみんなが来るのを待った

そうとう気になってたのか翔平が

『もう着くけどどうだった？』とメッセージを送ってきたから

『良くはなってないかな』そう返事をした

しばらく待ってると

山彰「おは、」

ルカ「私みたいな新メンバーならいらないって言ってたじゃないですか」

山彰「よ…？」

「………え？」

陣「やましょうはよ入ってや、なにしてん笑」

いやいやいやいやいやいやいやいや

山彰「え、いや、でも」

RIKU「あれ？2人もう来てたの？」

ルカ「Aさんが出ていく前日！少し言い合いになった時！」

ルカ「私みたいな新メンバーならいらないって！！！！」

彼女には、驚かされてばかり
一気に女優顔になった

RUI「……言ったの？」

「………い」

……言ったな

「いまし、たね」

セールスに居留守を使えない私に
亜嵐くん『お前ウソつく練習した方がいい』って言ってたなぁ、そういえば