Only One

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樹side









翔平「……行ったけど」



慎「……いいんじゃないですか、飛び降りとかするタイプじゃないし」









いきなりどこかに行ったと思ったAは










翔平「あ、A出てったわぁ」





慎「仕事はちゃんと来るらしいです」









樹「出て行ったって、どこに」









翔平「知らない、頭冷やすらしいよ」

翔平「誰かさんたちの代わりにAが」









あの翔平が嫌味を含んでて







だけど言い返せなかった







それを聞いた他のメンバーも夜になれば帰ってくるとすら思ってたら来ないし









だけど次の日の現場









翔吾「おはようA」





「おはよう翔吾くん」









SNSでAが誰といたか知っているみんなは深く聞くこともなかった









ルカ「みなさん今月集合できる日ありますか？」




ルカ「たっくんの誕生日会やりたくて」




拓磨「ルカさんも12月ですよね？」




陣「お、じゃあ一緒にやらな」









先に来て端の方に座ってたAはいじってたスマホをポッケに入れて楽屋を出て行くし






出て行ったら行ったで、みんないろいろ言うし









ルカ「もう気にしてませんから笑」









それをなだめるルカ、その構図があまりにも…









翔平「何言って怒らせたの？笑」





ルカ「そんなつもりはなかったんだよ」





ルカ「私もどこで逆鱗に触れたのかわからないし…」





慎「……A普段怒らないから、じゃあわかりませんね」









まるで『普段怒らないAをお前は怒らせた』と言わんばかりの圧









RIKU「俺がコーヒーあげたから……泣」




翔吾「さすがに陸さんのせいではないですから！笑」




ルカ「ひどいですよね、せっかくりくさんが買ってきてくれたものを、、」









見事に出来上がったしまった、対Aの空間

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