Only One

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Aside









「わーお」



翔吾「やっばぁ笑」









やましょうさんの速さについていってる
というか









翔吾「振り完璧やんなぁ」









みんな口を揃えて「もう加入できる」って









「でもファンのみんなの反応ですよね」



翔吾「そう、そこ」









いつ彼女を公にしようか、どんな形で知らせようか、そこが悩みどころ









「というか私が何日もかけて覚えた振りをほとんど完璧に」




翔吾「個人差。笑」









外じゃ何も口出しする事がないくらい完璧









翔吾「やっぱり『大事なお知らせ』パターンかな」




「それしかないですね」









まさに賛否両論だろうな









瑠夏「Aさんまだ帰らないんですか？」





「お恥ずかしながら振り覚えが悪いので……いつも居残ってます笑」





瑠夏「そうなんですね、家で待ってます笑」









かあわいい









「はぁ」




「足パンパン」









だけどやらなきゃ忘れる









樹「床に寝ない」





「まだ立てない」









いっちゃんの顔が逆さまだ









「汗臭いよ」





樹「一緒」









いっちゃんの好きなところの中でも上位であるキレイなお顔がどんどん近づいてくる









「んっ」







まったくいつものいい匂い








樹「もう立てる？笑」






「立てないって言ったら」





樹「もうしない。笑」





「立ちます」





樹「帰るよ」




「待ってたの？」




樹「別に」




「帰る」




樹「帰ろ」









逆さまでも、いい男に変わりはなかった









「健太さんがね、どこでキスしてんの？って言ってたよ」






樹「健太さんがいないとこですって言っといて」









健太さんには教えません

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