Only One

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樹side









樹「……りくさん盗撮やめてくれません？」





RIKU「いやー、堂々と取ってるから盗撮じゃないよ〜笑」









ほんとに目の前に座って堂々と撮影してるりくさん、日常茶飯事だけど









樹「何話してきたんですか」









女子は別室で更衣中









RIKU「いい加減ウソつけるようになりましょうね、って」





樹「……あぁ、相変わらずでしたね」









RUI「リキヤさーん、陣さーん、健太に禁断症状がぁ〜」




陣「はあ？笑」





昂秀「Aと話してないから貧乏ゆすりが止まらないって言ってます」





陣「自分から避けておいて」





健太「だってどっちの味方すればいいのか……」









いろんなとこで支障が出てきてる









RIKU「…ちょーっと黒いよねぇ、ルカちゃん」





樹「りくさんでもそんなこと言うんですね」





RIKU「なんで？」





樹「誰にでも優しいから」





RIKU「キミはイケメンなのにさらにいい子って！どうすんの！笑」










りくさんたぶん敵とか居ないんだろうな









RIKU「見つめないで、好きになっちゃうぞっ」









たまにゾワッとするのは内緒









RIKU「知ってた？ルカがオーディションいたの」




樹「たぶん、みんななんとなく」




RIKU「って考えると、Aのこと良いようには思ってないよね」









俺だっていろいろ考えた









RIKU「盗られるよ？まこっちゃんとか、翔平とか」




RIKU「ねえ？」




慎「すみません、タイプじゃないです」




RIKU「ごめん、A……君のいない所で」





RIKU「じゃあ俺がとっちゃうぞ」









りくさんの笑顔は、冗談かどうかわからない









樹「………人の考えてること、わかれば楽ですよね」









今まで何度思ってきたことか

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