One Day 2

Makoto ページ22

慎side









慎「……。」







鼻をツンと通る匂い、知らない匂い








「…なに？」





慎「おかえり」






「ただいま笑」









Aのでも、自分の匂いでもない









「ご飯何がいい？」





慎「なんでも、」





「え〜、それが1番困るんだなぁ」









彼女がそんなことできるとは思ってないし疑ってない
だってそこまで器用じゃないから







仕事上会わなきゃ行けない人とか、お客さんとか







いろんな事が考えられるから余計わからない









「まこまこ」




慎「ん？」




「機嫌悪いの？」




慎「…あのねぇ」









機嫌が悪くなくても悪くても、それあんまり聞くべきじゃないと思う









慎「今の質問俺じゃなかったら悪化してるよ」




「え？笑」




慎「全然機嫌は悪くないです」




「なんだ、なんか静かだからさ」




慎「Aよりうるさかったことないよ」




「私うるさくないよ！」




慎「へ、へぇー」









自信がありすぎるのは時と場合によっちゃやめた方がいい









「なにさ！笑」




慎「もううるさいから笑」




「お風呂にでも入ってきたら？」




慎「一緒に入るからいい」




「恥ずかしい」




慎「なんなの…初めて見られる訳でもないのに」




「乙女なんだよ!!」









いい加減、慣れたらどうかな

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