One Day 2

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Aside









樹「A、手」



樹「はしゃぎすぎると転ぶよ」









イケメンだな、手を差し伸べてくるたぶん私の彼氏









「いっちゃんカッコイイ」





「飛びつきたいけど場をわきまえるね」





樹「うん、そうして笑」









披露宴は楽しかったけど
色んな人がいて
もちろん樹くんもその人たちに挨拶するので忙しそう









慎「ぼっち」




「まこたむーーーーっ」




慎「樹さんが一緒にいてやってって」




「いっけめん！！！」









「にしてもスーツ似合ってるね、あなたくらいよこんな柄シャツ着こなすの」









広い会場の隅っこの壁に寄りかかってまこっちゃんと喋ってた









慎「結婚式呼んでね」




「親族席に呼びたいくらい」




慎「それはいい」









相変わらず塩だな









「可愛いんだから」




慎「…………はぁ」




慎「で？いくつ男の連絡先貰ったの？」




「HAHAHAHAHA」




慎「誤魔化しても無駄だから」




慎「樹さんが行けって言ったのたぶんそのせいだし」




「……メモ3枚」









樹「名刺と合わせると？」




「いっちゃん！」




樹「まこっちゃん、翔平が呼んでた」









この人たちチームワークすごい、









慎「お幸せに笑」









まこっちゃんと場所を交代して横にはいっちゃん、横顔キレイな藤原くん









樹「モテるね」





「お互い様ですわよ、そちらこそ色んな香水の匂いがしますもの」









モテるんだようちの藤原くん









樹「あぁ、笑」









それからしばらく花嫁のドレスやらにみとれてたら









「なに？笑」









いっちゃんが顔を覗き込んでくるから









樹「結婚する？」




「なにそれ笑」




樹「え、意外と本気」




「なんで？」




樹「付けるもの付けてればお互い心配しなくていいから？」









生まれた時から中身もイケメンなんだなこの人










樹「あとは好きだから」









人の結婚式ですみません、たぶん私が1番幸せです









「な、」





樹「かわいい、今日は特に」





「グロスは嫌いって言った」





樹「じゃあ取り消す」

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