One Day 2

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Aside









“何食べてそんなにイケメンになったんですか？”





レン「僕も気になります」









ほろ酔いの2人の絡みは少しうざい









レン「あ、俺ここで」





“わ〜、いいとこ住んでる”




「ムカつくよね」




レン「嘆くな庶民」








お酒が入ったレンくん、いつもより私を見下しています









レンが降りた後に気づいた









「あ！！！！！！！！」




“ﾋﾞｸｯ”




「連絡!!」









勢いで急いで連絡して、勢いで









「運転手さん、近くの公園に！」








降りる場所を伝えた









“彼氏？笑”




「ありがたいことに」




“仕事は？何してる人？”




「………仕事は…、内緒！」




“無職か。笑”









『ここでよろしいですか？』という運転手さんのナイスタイミングな声で会話は途切れ









「お金出すってば！」




“いらないって！”









レンとは絶対にやらない言い合いが始まった









「だって割り勘は不公平じゃん！」




「目的地同じじゃないのに！」









“運転手さん困ってるからはよ閉めろ！笑”









私の頑固が発揮され、長丁場になると思った矢先









勇征「これで」









彼に押し付けていた5000円札


止められ、代わりに1万円札









「あ」




“……無職ではなさそう笑”









勇征くんの珍しく低い声と

彼の面白がってる声









勇征「出してください」









閉まるドアと、発車する車

運転手さん、いろいろごめんなさい









勇征「帰ろ」




「先にお金っ……」




勇征「いい」









不機嫌なことは伝わってくるし、それでも手は繋いだまま




どうするのが正解なんだろう









勇征「……仲良し」




「あの人？」









聞いても返事は帰って来ず









「レンもいたよ」




勇征「見えなかったよ、俺だけ？」








苦しい言い訳は通じず









「あの人は……」









言うのも言わないのも同じな気がする

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