愛を温めて【二口】 (ページ4)

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あとすこしだけでいい、からページ4

『あのぉ、、、、今からどこに、、、、、』

「どっか」

『いや、どっかて、、、、』

お互いに財布とスマホしか持っていない、あと家のカードキーとか

『きゃ、、、、、、っっ』

ドンッとガタイの良い男にぶつかりよろける

「‼、、大丈夫か？？」

『、、だ、、だいじょばない、、、』

なんだそれ、と二口が笑う

「、、、、、ん」

私のほうへ手を差し伸べる二口
『え、、、？』

「はぐれちゃ迷惑、いやならいい」

『い、、いやじゃない』

二口の手を取ると無言で歩き出す

「端から見たら俺たちカップルに見えてんのかな？」

『へ、？』

そういうの、ずるいよ

それはほかの女の子にもいってるの、、、、

こーゆうこともほかの子いにもするの？

そんなの

やだよ

「わりぃ、、、、、変なこと言ったな気にすんな」

足取りが重い気がする

でも楽しまなきゃ

二口がせっかく連れいってくれるん、どこかわかんないけど

「もう、つくから」

そこ
と言われた先を見ると

『うわぁっっ、、、！！』

「どう？」

『すごい、すごすぎるヤバい、、、、』

「語彙力のなさ、、、」

私たちの前にはたくさんの花たち

花屋とか、そーいうレベルじゃなくて例えれば水族館の花バージョン(？)

「お前のスマホに花のキーホルダーがいっぱいついてたから」

好きなのかなって

って二口はいった

『、、、うん、、好きだよ』

―――――――――――――――――――堅冶が。