5話 ページ6
夏油 side
『__お前のその気持ち、私にぶつけてみるヨロシ。そしたら少しは楽になるんじゃないか。知らねぇけど』
そう言いながら彼女は、だるそうに私に話しかけた。
*
「それもアリだ」
共有スペースにて、呪術師はなんの為にあるべきなのかと葛藤している時、特級呪術師の九十九由基が私に話しかけて来た。
どうしたのかと聞かれたので、ちょうど先ほど考えていたことを九十九さんに話した
すると意外にも、同意の返答が返ってきたので私は少し驚く。
「大雑把に言ってしまうと全人類が術s『ツッキぃーー!!』
「!?」
__ドカァンッ!
『帰ってたんなら連絡ぐらい寄こせよ!まぁ、それはどうでもいいから一戦殺ろうヨ!』
な、何が起こったんだ…?!
九十九さんが次を言おうとした瞬間、女性の声がしたかと思うと今度は爆発音
速すぎて本当に何が起こったか分からなかった。
とりあえず、
「九十九さん、大丈夫ですか!」
「あー大丈夫、いつもの事だから気にしなくていいよ…」
えっ、いつもの事…?
『ん?ツッキー、いつから
「なってないよ。私がなるわけないだろう」
『じゃあ、あの前髪どうしたネ?』
「…言っとくけどあの子、君の後輩だからな」
『まじか!全然知らないアル!』
「…」
…?
少し遠いところで話しているため、2人が何を話しているか勿論だが全然分からない
とりあえず急展開すぎて唖然としていたため、ボーっと会話している2人を見ていると、朱色の髪をした女性はこちらを見るなり驚いている。
驚いている理由は分からないのでハテナしか浮かばない
『で、何してたの?』
「少し、相談にのってたんだよ」
『ふーん』
__間
『__あー…だからアイツからめっちゃ負の匂いするのか』
「どのくらい?」
『えっ、もう非術師並に』
「まじかい」
『…ちょっと見ててウザったいから私も行ってくるネ』
*
『__おい』
「!な、なんですか」
『お前のその気持ち、私にぶつけてみるヨロシ。そしたら少しは楽になるんじゃないか。知らねぇけど』
「…えっと?」
『話はツッキーから聞いたネ。いいか?そういう溜め込みは、限界が来た時いつかは絶対爆発する。今のお前はそれに近い、だからほっといたら何するか分かったもんじゃない。とりあえず吐き出す所がなけりゃ、私がその相手をしてやるヨ』
141人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
赤ずきん - 設定の感じとかがなんか(語彙力)すごい好きです! (2023年3月31日 23時) (レス) id: 3aa809e3b1 (このIDを非表示/違反報告)
赤ずきん - 設定の感じとかがなんか(語彙力)すごい好きです! 更新頑張って下さい( ̄□||||!! (2023年3月31日 23時) (レス) @page8 id: 3aa809e3b1 (このIDを非表示/違反報告)
凛 - とても面白いです!続き楽しみにしています! (2023年2月7日 15時) (レス) @page8 id: f842e5f119 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 初コメ失礼します!凄く面白いです!これからどうなるのか楽しみですね、、!!!更新頑張って下さい! (2022年2月25日 13時) (レス) @page7 id: 04c952a5b3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:海斗 | 作成日時:2022年1月26日 1時