4話 ページ5
虎杖 side
突然ですが、誰か助けてください。
『指食った1年ってもしかして君?』
「そ、そうっすけど…あの、あなたは…」
『ちょっと一戦付き合ってよ(ニコ』
「(いや会話になってねぇー……)」
今日の授業が終わり自分の部屋へ向かっている途中、俺の反対側から朱色の長い髪をなびかせ女性にしては高い身長をした人が歩いてきた。
俺が高専に入って今まで見たことない顔だなぁと思い、その人の横を通り過ぎようとした瞬間、
__グイッ!
「!?うおっ!!」
__ドンッ!
『…(ジーッ』
「あ、あの〜…?」
えっ!?と誰もが思うくらい、その人から絶対出ないだろう物凄い力が俺の腕を掴み引っ張られ、まさかの逆壁ドンをされた(解せぬ)
そして冒頭に戻る。
つかこの人さっき、一戦付き合えって言わなかった?
指食ったってことも知ってるってとこから…ハッ!
も、もしかしてこの人呪詛師か…?
「(ど、どどどうする…?!雰囲気的に周りには今誰も居ない。助けを呼ぼうにも、なんだこの人の威圧感…!)」
微笑んでいるはずなのに、何故か凄く恐ろしく感じる。
そして全然体が動かせねぇ。声を出すだけでも精一杯だ。
「あ、のぉ…」
__「おい、小僧」
「!?(急にお前何の用だよ)」
また目の前の朱色の人に声をかけようとしたとき、頭の中で今度は宿儺が話しかけてきた。
__「今は縛り関係なく、俺と変われ」
「(は?いやいや、普通にダメなんだけど。つかなんで急に変わりてぇの)」
__「あの女は今の時代にとって『ちょっ、離しなさいよ!夏油!!』
「!夏油先生!」
会話に集中しすぎてて、周りの音全然聞こえなかった…
朱色の人の声でハッとして前を見ると、いつの間に来たのか夏油先生が朱色の人の首根っこを掴んで持ち上げていた。
どういう状況かはとりあえず置いといて、今はめっちゃ助かったぁ〜…!ありがとう夏油先生!!
「君は高校生相手に何をしているんだい?__すまないね、悠仁」
と、先生は眉を下げて謝ってきた
「いや、全然大丈夫!…ちょっとびっくりしたけど(苦笑」
「ほんとすまない。で、A??君はいったい何をしようとしてたのかな(ニコ」
『この子、噂の1年でしょ?中に両面テープいるなら強いと思って一戦殺ろうとs(ゴチンッ』
『イタッ!?)何するアルか!!』
…ん?「アル」…?
あれ、アルって最近聞いたような…
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赤ずきん - 設定の感じとかがなんか(語彙力)すごい好きです! (2023年3月31日 23時) (レス) id: 3aa809e3b1 (このIDを非表示/違反報告)
赤ずきん - 設定の感じとかがなんか(語彙力)すごい好きです! 更新頑張って下さい( ̄□||||!! (2023年3月31日 23時) (レス) @page8 id: 3aa809e3b1 (このIDを非表示/違反報告)
凛 - とても面白いです!続き楽しみにしています! (2023年2月7日 15時) (レス) @page8 id: f842e5f119 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 初コメ失礼します!凄く面白いです!これからどうなるのか楽しみですね、、!!!更新頑張って下さい! (2022年2月25日 13時) (レス) @page7 id: 04c952a5b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:海斗 | 作成日時:2022年1月26日 1時