力が強いからだかなんだかで呪術専門の学校に通うことになった

8話 ページ9

※一応夏油生存ルートなんで回収のために原作の話を入れていますが、結構オリジナル入ります。ご了承下さい…(作者は原作通りに書けません)※




夏油side



｢お仲間さんや、どうでした？説得できましたか？｣


｢…すみません、1つ聞いていいですか？｣


｢なんだ？｣


｢あの牢に入っている子たちが本当にやったんですか？｣


｢あぁ、そうだよ。あの双子、呪術家に生まれたから術式だかなんだが知らんが、そういうのを持っているらしくてな｣


｢術式を…？｣


｢そうだ。が、あの2人が物心ついた頃辺りだったか。そこから祟りが起き始めたんだよ｣


｢…｣


｢な？俺たちの言ってることは正しいだろ？｣


｢なのにあのガキときたら、あの子らのせいじゃないってほざきやがって｣


｢＿＿あの子たちじゃないですよ｣


｢は？｣


｢原因はあの短髪の子の言う通り、呪霊の仕業です｣





恐らく、この村の人たちが双子に対しての恐怖心やら後悔やら…それが蓄積していって呪霊になり、最終的に祟りという形で今に至るんだろう。

何も、あの双子は悪くない




｢なので、祟りの原因はあの短髪…天道が祓ってくれましたのd｢違うと言っているだろうが！！｣…はい？？｣


｢さっきから呪霊が原因、呪霊が原因って…じゃあその証拠の呪霊はどこにいるの？いないでしょ？｣


｢それは｢とにかく、あの双子さえ殺せば村は救われるんだ｣




………


＿＿あぁ、これで改めて確信した


非術師…いや猿は、


この世には要らない存在なのだと。




｢(今からこの場を襲えばいっぺんに＿＿、)｣



ﾊﾟｼｯ!



『…何しようとしてんだ、夏油』



呪霊操術で従わせてきた呪霊たちを出そうと右手を上げた瞬間、まさかの天道に腕を掴まれ止められた



『んなくだらねェことやんな』


｢っ…くだらないだと？馬鹿を言うな！！生かしていたところで私たち呪術師にとってなんのメリットもない！！常に生と死と隣り合わせな私たちはこんな猿共のために祓って祓って祓ってっ、時には仲間を…っ！｣

｢もう耐えられないんだよ…！！｣


『…』



ﾐｼﾐｼｯ!



｢っ！！？！？｣


『あー…とりあえず黙れ』



な…っんだこの力の強さ…！！？

腕を握っている本人は至って平然としており、見た目じゃ本当に力を入れているのか？と疑う程に雰囲気がとても静かで落ち着いてる



｢っは、はな、せ…っ！｣


『離したら殺すだろ。まだ抵抗するってんなら、そのまんまこの腕潰す』

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