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JW side
無事ニキとソンフニヒョンに凸られることも無く
2人で放課後ソウルの街に繰り出した、もちろん変装という名のマスクをして
で、現役高校生が来た場所は華やかなカフェ.........とはならず、2人ともアイドルだから人目につかない個室の焼肉
A「ん〜!お肉美味し!!」
JW「.........学校帰りに焼肉って.........女っ気な」
A「やかましいわい!.........ジョンウォナだって知ってるでしょ、私は大雑把だし、ガサツだし、全然女の子っぽくないの」
JW「うん、知ってるでもそっちの方が一緒にいて楽だし、Aらしくていいじゃん」
A「.........ジョンウォナ.........だんだん温斗にみたいになってきたね.........」
JW「え?何?」
A「いや、別に?」
いや、本当は聞こえてるし気付いてる
Aが未だにTREASUREさんを引きずってるのも、
さっきから無意識に出てる"温斗"って、ハルトさんに未練タラタラなのも
いや、未練タラタラは可笑しいか付き合ってないし
言い換えて言えば想い人を忘れられてないって
Aはもちろん自分の気持ちに気づいてないよ、この鈍感娘が気づいてるわけないじゃん
今思えば高校入学して出会ってからずっと口を開けばTREASUREさんの話しかしなかった
でも2021年の9月、ガルプラを途中棄権したAの口からTREASUREさんの名前が出ることはなくなっていた
気づいたらAの口からはカンダニエル先輩の名前しか出てこなくなっていたし、移籍したことも全て後になって報告された
TREASUREさんと.........ではなく事務所と何かあったのは俺でもわかった
だから寂しくならないようにずっとAのそばにいたつもりだ
だけどAの心は満たされてなかったみたい
悔しいけどお手上げ状態、何が嬉しくて
A「.........ジョンウォナ、私大丈夫だよ」
YGを離れてからのAは決まってこの言葉を口にするようになった
まるで自分に言い聞かせるように
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