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14話 ページ16

一方庭では・・・
粟田口の短刀達が元気に走り回る姿を、Aは縁側に座って眺めていた。

「やぁやぁこれはこれは!A様ではありませぬか!」

高い声に気づきAが隣を見れば、白の短い髪に黒いマスク、そして肩に狐を乗せた青年が。Aが首を傾げると、傍らにいた彼女の狐、水晶が声を上げる。

「もしかして、鳴狐様ですか?」

「いかにも!粟田口派左兵衛尉藤原国吉が打ちたる打刀、号を鳴狐と申します!私はお付のキツネでございます!」

その問に答えたのは、肩に乗った狐。自分と同じお供で狐を持つ存在、それを認識したAは少しばかり目を見開いた。それに気づいた翡翠が、彼女に変わって話し始める。

「お初にお目にかかります、鳴狐様。平安時代、京の小さな稲荷神社の御神刀として作られた太刀、名をAと申します。私ら3匹はお供の狐、私の名は翡翠と言います。」

「私は紅玉」

「僕は水晶!」

「俺らのことは目の色で判断してください、どうぞよろしく頼みます」

3匹が頭を下げると、Aは少しはにかんで笑う。すると、鳴狐が彼女の隣に座る。

「おや?どうしました?鳴狐」

お供の狐が鳴狐に問うと、彼は懐から何かを取り出した。

「・・・・・・食べる?」

すっと差し出された、彼の手のひらに乗っていたのは茶菓子。それを少し戸惑いながら、Aは優しく手に取り、包みを開けて食べ始める。

「・・・美味しい」

茶菓子を口に含んでにっこりと笑い呟いたAの顔に、鳴狐とお付の狐も笑った。
その後、二人は意気投合したようで、お付の狐を介しながらだが、日が暮れるまで話を続けていたんだそうだ。

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銀狼(プロフ) - とても素晴らしい作品ですね!これからも更新頑張ってください!応援してます! (2017年12月22日 21時) (レス) id: a78c622004 (このIDを非表示/違反報告)
道化師ロキ - 長文失礼しました(テヘッ ←きめぇ・・・ (2017年11月9日 15時) (レス) id: 49e4013bc3 (このIDを非表示/違反報告)
道化師ロキ - あ“?前の審神者何しとんじゃボケィ・・・【自主規制】すればいいんじゃ!マジでおこだわ・・・。でも、このお話自体はとっても好きなので応援しています!そして狐って書いてあってMy嫁&近侍(鳴狐)を思い出してしまった・・・あ、小狐も! (2017年11月9日 15時) (レス) id: 49e4013bc3 (このIDを非表示/違反報告)
霜月零都 - 前のさにわ何してるんだマジでフルボッコだドンにしてやろか!?食事を与えなかったとか信じられねぇ。っと失礼しました。主人公を助けてあげてほしいので、更新待ちますよー!! (2017年11月1日 1時) (レス) id: 33aacbeb3e (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 紅桜さん» 私もそこ考えてたんですよwこの後もしかしたら絡みがあるかも……?知れないですwww確かに狐だけの会話になりそうww (2017年8月19日 14時) (レス) id: 54811e337d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2017年5月28日 21時

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