9話 ページ11
心地よい太陽の光が、本丸を照らす。
その縁側には、三条派の面々とAが座っていた。
A「太陽の光って、暖かいんだね…」
今剣「そうですよ!いまははるですから、ここちがいいんですよー!」
A「春…あ…」
今の季節は春だと、今剣に教えられ彼女はあたりを見回す。
すると、粟田口の短刀達が遊んでいたのか、走り回っていた。
三日月「粟田口の短刀達か、いつものように元気がいいな」
小狐「そうですな」
彼らが言葉を交わしていると、こちらに気づいたのか、短刀達がやってくる。
秋田「三条派の皆さん!こんにちは!」
岩融「おう!お前たちはいつも元気がよくていいな!」
乱「あっ!あなたが新しく来た、Aさんですか?」
A「えっ、あ…うん…」
突然声かけられたためか、Aは少し驚きながらもそれに答える。
Aの異変に気付いた、連れの狐が、ちょろちょろと彼女の方や頭に上る。
前田「あ、狐ですよ!」
厚「ほんとだ」
平野「叔父上のと似ていますね」
秋田「かわいいです!」
三匹の狐を見た、短刀達がキラキラとした目を向ける。
Aがおろおろしていたので、三日月と小狐丸が、助け船をだそうかと顔を見合わせたときだった。
A「触ってみる…?」
彼女が自分から、短刀達に問いかけたのだった。
それを聞いた彼らは、「はい!」といって首を縦に振った。
乱「ありがとうございます!」
A「いいよ、この子達、遊ぶの好きだから…それに久しぶりだと思うし…」
厚「狐に名前とかあるんですか?」
A「名前はね…緑の目が翡翠で、赤い目が紅玉、水色の目が水晶。紅玉は女の子で、あとは男の子…皆人懐っこいから、大丈夫だよ」
彼らは、変わりばんこで狐達と遊び始めた。
それを見ていたAの顔が笑っていたことに、三条派の顔にも笑みがこぼれた。
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銀狼(プロフ) - とても素晴らしい作品ですね!これからも更新頑張ってください!応援してます! (2017年12月22日 21時) (レス) id: a78c622004 (このIDを非表示/違反報告)
道化師ロキ - 長文失礼しました(テヘッ ←きめぇ・・・ (2017年11月9日 15時) (レス) id: 49e4013bc3 (このIDを非表示/違反報告)
道化師ロキ - あ“?前の審神者何しとんじゃボケィ・・・【自主規制】すればいいんじゃ!マジでおこだわ・・・。でも、このお話自体はとっても好きなので応援しています!そして狐って書いてあってMy嫁&近侍(鳴狐)を思い出してしまった・・・あ、小狐も! (2017年11月9日 15時) (レス) id: 49e4013bc3 (このIDを非表示/違反報告)
霜月零都 - 前のさにわ何してるんだマジでフルボッコだドンにしてやろか!?食事を与えなかったとか信じられねぇ。っと失礼しました。主人公を助けてあげてほしいので、更新待ちますよー!! (2017年11月1日 1時) (レス) id: 33aacbeb3e (このIDを非表示/違反報告)
楓(プロフ) - 紅桜さん» 私もそこ考えてたんですよwこの後もしかしたら絡みがあるかも……?知れないですwww確かに狐だけの会話になりそうww (2017年8月19日 14時) (レス) id: 54811e337d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:楓 | 作成日時:2017年5月28日 21時